雑誌と言うよりドラッカー全集という感じです
★★★★☆
HBRに投稿された全てのドラッカー氏の論文を読むことが出来ます。通常、彼の出版物は大げさなハードカバーが多く、読みにくいと思います。 また、書き込みなどはためらってしまうところがあります。
このHBR版全集では
・雑誌感覚で何処でも読める。
・薄いので鞄に入れてもかさばらない
・書籍版ドラッカーと比べて書き込む事に躊躇しない
という特長があります。
また、始めてドラッカーを読む人に勧められる雑誌でもあります。映画、小説、音楽などで現在でも親しまれている1950年代の作品は少ないと思います。ドラッカーの論文は古い物が多いですが、年代を伏せて読ませたらきっと、最近書かれた論文だと勘違いされる人が多いと思います。 ここまで、時代を超えても愛される論文は滅多に無いと考えます。
最後に
評価が最高でない理由は、本当にただドラッカー氏の論文を載せただけの雑誌だからです。それぞれの論文に何か解説が付いていれば良かったと私は考えています。 同紙のHarvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2009年 12月号 [雑誌]はタイトル通り「ドラッカーの思考」が分析されており、プライベートにも踏み込んだ内容なので、論文を読んだことがある人はこちらの方がおすすめです。
ドラッカーの主な思想の骨子を改めて時系列に並べたダイジェスト版
★★★★☆
「マネージメントの仕事はますます、個人の価値観や夢を活かすことで組織を動かし、成果を上げていくことになるだろう」(1969)。
ドラッカーがHBRに寄稿した過去の論文をすべて掲載してある。古いものは50年以上前だ。しかし、今読んでも古さを感じるところや違和感を感じる部分があまり無いところに凄さを感じる。ドラッカーが、一見複雑なビジネスという世界の根幹を正しく観察していた証拠だともいえるだろう。マネージメントの変化、組織、情報、イノベーション、知識の時代、アメリカ、そして日本。
ただし、中国の台頭や、資源獲得競争といった部分への言及はあまりない。また、既にドラッカーの著作をいろいろ読んでいる人にとっては、新しい情報はほとんど無い。ただ、私も若いころに一時夢中になってドラッカーの本を次々読んだ経験があるのだが、ドラッカーの主な思想の骨子を時系列に並べてみたダイジェスト版ともいえる本書を読んで、改めてこの人の偉大さを感じずにはいられなかった。日本に対する好意が行間からにじみ出ている点も、この国に住む一人として素直にうれしく思う。
中身はいい。しかし、いくら人気のドラッカーのものとはいえ、175ページに過去の論文を並べただけなので、ちょっとお高い気がする。
雑誌と言うよりドラッカー全集という感じです
★★★★☆
HBRに投稿された全てのドラッカー氏の論文を読むことが出来ます。通常、彼の出版物は大げさなハードカバーが多く、読みにくいと思います。 また、書き込みなどはためらってしまうところがあります。
このHBR版全集では
・雑誌感覚で何処でも読める。
・薄いので鞄に入れてもかさばらない
・書籍版ドラッカーと比べて書き込む事に躊躇しない
という特長があります。
また、始めてドラッカーを読む人に勧められる雑誌でもあります。映画、小説、音楽などで現在でも親しまれている1950年代の作品は少ないと思います。ドラッカーの論文は古い物が多いですが、年代を伏せて読ませたらきっと、最近書かれた論文だと勘違いされる人が多いと思います。 ここまで、時代を超えても愛される論文は滅多に無いと考えます。
最後に
評価が最高でない理由は、本当にただドラッカー氏の論文を載せただけの雑誌だからです。それぞれの論文に何か解説が付いていれば良かったと私は考えています。 同紙のHarvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2009年 12月号 [雑誌]はタイトル通り「ドラッカーの思考」が分析されており、プライベートにも踏み込んだ内容なので、論文を読んだことがある人はこちらの方がおすすめです。
ドラッカーの主な思想の骨子を改めて時系列に並べたダイジェスト版
★★★★☆
「マネージメントの仕事はますます、個人の価値観や夢を活かすことで組織を動かし、成果を上げていくことになるだろう」(1969)。
ドラッカーがHBRに寄稿した過去の論文をすべて掲載してある。古いものは50年以上前だ。しかし、今読んでも古さを感じるところや違和感を感じる部分があまり無いところに凄さを感じる。ドラッカーが、一見複雑なビジネスという世界の根幹を正しく観察していた証拠だともいえるだろう。マネージメントの変化、組織、情報、イノベーション、知識の時代、アメリカ、そして日本。
ただし、中国の台頭や、資源獲得競争といった部分への言及はあまりない。また、既にドラッカーの著作をいろいろ読んでいる人にとっては、新しい情報はほとんど無い。ただ、私も若いころに一時夢中になってドラッカーの本を次々読んだ経験があるのだが、ドラッカーの主な思想の骨子を時系列に並べてみたダイジェスト版ともいえる本書を読んで、改めてこの人の偉大さを感じずにはいられなかった。日本に対する好意が行間からにじみ出ている点も、この国に住む一人として素直にうれしく思う。
中身はいい。しかし、いくら人気のドラッカーのものとはいえ、175ページに過去の論文を並べただけなので、ちょっとお高い気がする。