人々の心を揺るがす、衝撃的な製品を作りたい。私たちが掲げるスローガンにはそんな思いが込められています。「想像を超える感動」というスローガンを打ち出した後、私たちは様々なアプローチから自転車のもつ可能性を模索してきました。そして今、「感動=MOVE」から「衝撃=SHOCK」へ。現状を良しとせず、DOPPELGANGERは新しいコンセプト/コンテンツを作り続けます。自転車は乗り手があってはじめて意味を成し、スタンドがなければ直立すらままならない。 そして、走る速さや目的を決定するのは自転車に乗る人であり、自転車ではありません。自分の価値観でモノを選ぶことができ、人に運ばれることをよしとせず、周囲に流されずに自分の速度、自分の目的のために走ることができるすべてのライダーに。
blackmaxシリーズに採用されるDOPPELGANGER独自のツインチューブフレームは、リリースから長い年月を経た今もなお、ブランドを象徴するアイコンとして多くの愛用者から支持を受けています。 曲線的でありながら力強さを感じさせるパイプ形状。高圧プレスマシンによって結合させ、継ぎ目をなくしたシームレスプレート。この独特な組み合わせにより、美しさ、強度、軽量性を同時に実現しているのです。「自転車のフレームはこうあるべき」という概念を覆したこのフレームは、市場に存在するスペック重視なヒエラルキーの枠を越え、自転車というカテゴリーの可能性を切り開きました。“目指したものは、ヒエラルキーの外にある新しい世界”。
星座。それは、古来より人びとが、天球上に存在する星の配置を、ひとや動物、事象になぞらえて想いを馳せたものです。生活の様式や常識、天候も異なるそれぞれの国々においても共通に語り継がれ、等しく知られる存在です。210 Constellationは、ドッペルギャンガーにおける20インチシリーズの「起源」でもあり、ひとつの指標でもあります。「折りたたみ」であることを視覚的に理解することができる、前後で塗り分けられた特徴的なカラーリングや、独自の存在感を示すツインチューブフレーム。それらは、どこにおいても、誰に対しても、「ドッペルギャンガーである」ことを主張し、人びとが「ドッペルギャンガーとは何か」を知る標となれば、と私たちは願っています。ちょうど星座がそうであるように。
折りたたみ自転車を選択する理由、それは収納サイズや取り回しの良さではないでしょうか。しかし、コンパクトさと軽量性は必ずしも両立されるものではありません。フレーム本体やハンドルバー、シートポストなど自転車を構成する多くの部分に軽量なアルミ素材を使用することで実用的かつ可能な限りの軽量化を図りました。この軽量・コンパクトさにより、持ち運びの利便性が向上し、より手軽に輪行や車への積み込みができるようになります。バスや鉄道、飛行機による輪行や、クルマでの移動時など、これまで以上に幅広いシーンで自転車を楽しんでほしい。今までは訪れることが出来なかった場所へ。ただ走るだけでなく、"持ち運べる"自転車で、新たな自転車ライフを提案します。
優れた自転車の定義は、人や目的によって変化します。私達がつくるのは、シティサイクルのように「単に移動手段としての自転車」でもなく、競技として速く走ることだけを目的にするものでもありません。人が自転車を購入するとき、その真の目的は「自転車に乗って何ができるか」にあるはずです。しかし、多くの人が「自転車」そのものを目的として製品を選ぶ現実があります。私たちは、「DOPPELGANGER=分身」のブランド名が現すとおり、それを使う人が共感・共鳴できるデザインとコンセプトこそが最重要であると考えます。「その人に合った速度で走る、その人のための自転車」。現実に対するアンチテーゼとして、そして「自転車」というファクターを一旦分解し、再構築した自転車。それがDOPPELGANGERなのです。