インターネットデパート
- 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。
政策型思考と政治
価格: ¥2,037
カテゴリ:
ハードカバー
ブランド:
東京大学出版会
Amazon.co.jpで確認
関連商品
市民自治の憲法理論 (岩波新書 青版 A-42)
政治・行政の考え方 (岩波新書)
政策リサーチ入門―仮説検証による問題解決の技法
地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)
福祉政治―日本の生活保障とデモクラシー (有斐閣Insight)
読み直すたびに新たな発見がある本
★★★★★
三度目の通読をした。読み直すたびに新たな発見がある本だ。政治を捉えるには、「自治体」「国」「国際機構」それぞれのレベルで見ていかなければならない、という主張は、その通りだと思う。多くの政治学者は、国家レベルの政治を対象として取り組んでいるが、それだけでは、国レベルの政治さえわからないことになる。
また、憲法改正論議についても、著者の信託理論をもとに考えてみると、凡百の憲法論議とは別の世界が見えてくる。
著者の『戦後政党の発想と文脈』の近刊が予告されているが、楽しみにしている。
地方分権の理論
★★★★★
日本の政治において、目下、地方分権は重要課題の一つである。本書は、その地方分権の成立条件を根本から問うている一冊である。とかく、時事的な問題として取り上げられがちな地方分権であるが、著者は、それを文明史的に検討した上で、理論的に位置づけようと試みている。果たして、著者のいう市民社会は成立しうるのか?今後の日本の政治の展開を見通すためにも、重要な著作だと思われる。