Come On Over - International Version
価格: ¥1,449
無名から一躍大成功を収めたシャニア・トゥエインの前作アルバム『The Woman in Me』は、伝統的な楽器とガールパワーのテーマ、それにダンスポップの強弱法の組み合わせを世間が受け入れるようになったことを証明した。シャニアが現代のドリー・パートンか、それともカントリーミュージックにおけるスパイスガールズなのかは、見方次第だ。『Come on Over』では一緒に歌えるコーラス部分とシンプルなダンスリズムを強調する一方で、カントリー色は控えめにしている。ポップムーブとしては、これはシャニアにとって素晴らしい効果を上げ、MTV、VH1やポップを流すラジオ番組での貴重な地位を確保した。もちろん奥深さよりも楽しい部分を強調しているが、出し惜しみをしているなどといって彼女を責めることは誰にもできない。彼女の夫でプロデューサーでもあるスリックロック・キングのロバート・"マット"・ランジ(デフ・レパード、ブライアン・アダムズ、AC/DC)はこのアルバムに全16曲を詰め込んでいるが、いずれもラジオ向きの曲ばかりだ。このアメリカ発売の「国際版」はリミックスの記録もつけて、収録された多くのヒットシングルをさらにポップへと向かわせている。 --Michael McCall