アート&エッセイ 木の葉の美術館
★★★★★
エッセイですが、イラストがとてもきれいであり、これらを見る楽しみが広がる良い本です。
素晴らしい葉の色合い、テンペラ画の細密さ
★★★★★
植物の図鑑は世に多く出ていますが、この本は葉をテンペラで描いたもので、図鑑というよりは美術本です。とにかくその絵の繊細さには脱帽物。一体、葉一枚描くのに何時間かかるのか、気の遠くなるような思いがするとともに、著者のアーティストとしての真摯な姿勢がしっかりと読者(鑑賞者?)に伝わってきます。また、同じ木でも、葉には個体差があることを、この本は改めて思い起こさせてくれます。ただし、図鑑としてはそれほど多くの種を網羅しているわけではないので、図鑑として使うには不向きでしょう。もともとそういう路線を求める方向けではありません。巻末に、テンペラでの葉の描き方、自分のアトリエの紹介などがあって、その点にも好感がもてます。
植物と美術のお好きな方にぜひ手にとって見ていただきたい、お勧めの一冊です。文句なく五つ星としたいと思います。
絵を描く人にお薦めします
★★★★☆
数多くの木の葉の写真が、実物大で掲載されており、色・葉脈・虫食い等々がよくわかります。ボタニカル、アメリカンチャイナペイントをやっていらっしゃる方には、参考書としてお薦めします。
木の葉の美術館
★★★★★
小さい頃、落ち葉を拾ったことありますか?たくさんの落ち葉を踏んで、かさこそと音をたてたことありますか?この本の暖かい色彩を見ていると、改めて自分のまわりにあったのはこういう木だったのか、と知らされます。
ひとつの葉っぱにこだわって調べてみる楽しさを教えてくれる本です。