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Leaving Through the Window

価格: ¥1,229
カテゴリ: CD
ブランド: Drive-Thru
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   サムシング・コーポレイトというバンド名はお高くとまったハードコアのファンをおびき寄せるのにうってつけかもしれない。だが、この南カリフォルニア出身のエモーショナルなバンドのデビュー・フルアルバムの音楽は、ドライブ・スルー・レコード印の最新作をほしがるパンク小僧たちを戸惑わせるはずだ。というのも、彼らはビリー・ジョエルとエルトン・ジョンからの影響を公言しているからだ。それに、ニュー・ファウンド・グローリーやジミー・イート・ワールドなどがバンドの基本的なベースだと言い放っている。そして、リードシンガーのアンドリュー・マクマホンはマイクを血に染まった拳で握りながらステージをふらつき回るのではなく、ピアノ椅子にへばりついてエレガントなリサイタルを聴かせる。サムシング・コーポレイトのサウンドは、イージー・リスニング的なエモーションを前面に出しているのだ。

   それはまずいことだろうか? ときどきはそうだろう。「Cavanaugh Park」といったトラックから感情の最期の一滴をしぼり出そうとするとき、バンドはオーケストレーションされたストリングスに少々頼りすぎている。「Punk Rock Princess」も、その手の音楽と同じくらいにセンチメンタルだ。けれども、高校の卒業パーティーが終わっても成長できないいじめっ子について歌った苦々しい「If You See Jordan」や、断固として反マッチョな「Drunk Girl」は、頭の悪い単調なパンクロックに対する一服の清涼剤となっている。さらに、サムシング・コーポレイトは、モッシュピット受け狙いの退屈なスリーコード・サウンドの流行に逆らっていて、その姿には拍手を送るべきだろう。(Louis Pattison, Amazon.co.uk)