新メンバーのYOSHIKIを迎え、4人体制となったglobe初のオリジナルフルアルバム。KEIKOのクリアなハイトーンとメロディアスなピアノの旋律で、大切な人への特別な思いを誓うドラマティックなアップナンバー<2>、苦しみを抱えながらも懸命に生きる強さを壮大に描いたハイパーチューン<7>のシングル2曲に加え、スペイシーなデジタルサウンドに乗せて矛盾だらけの社会に警告を送るメッセージソング<1>など、クールで鮮やかなビートをベースにスタイリッシュなクラヴサウンドを展開する。ささやくようなMARCのヴォーカルがミステリアスにループしていく<6>では、小室哲哉が新しく導入したVシンセ（人の声を楽器風に出力する新システム）も初披露。最先端のアイディア＆テクノロジーがぎっしり詰まったクリエイティヴなアルバムだ。（武村貴世子）