ナイフ
価格: ¥1,800
『Knife』はAztec Cameraのアルバム第2作目であり、Roddy Frameのこれからの可能性を示唆する本能的なすばらしさが見られた最初の作品である。『High Land, Hard Rain』で当代で最もヒッピー的なスターとして鮮烈なデビューを飾った彼は、このアルバムではMark Knopflerをプロデューサーに迎え、これまで以上にファッショナブルに仕上がりになった。 このアルバムを聴くと、 Frameはまだ若く、進歩的であること、今後も期待できることが分かる。『Knife』は、巨匠たちがアコースティックでやっていたことをエレキでやってのけたものであり、『High Land, Hard Rain』のときのような不安定さを克服した良いアルバムではあるが、評価は高くない。,第1曲目の『Still On Fire』は、Jackson Fiveの『I Want You Back』のようなリズム感があり、Frameのベストシングルになろうとしている。他にもバラードの『Just Like the USA』や、『Head Is Happy (Heart's Insane)』を聴くと、 Roddy Frameの音楽は大胆で、いずれにしても過小評価されるということが分かるだろう。Andrew Mueller