あくまでも参考に
★★☆☆☆
パニック障害10年になります。安定と再発を繰り返し、この本を購入。
内容は素晴らしい。ですが症状の重い患者さんには本書に書かれている
プログラムには少々無理があるかと感じました。
投薬後、回復の兆しがある方や軽度の患者さんには向いていると思います。
パニック障害は非定型鬱や様々な隠れた症状を併発する傾向にあり、
根本的な治療としては本書のプログラムだけでは不十分な印象が残りました。
最後に…訳が稚拙なため原作者の意図が表現しきれていません。
この本じゃ快復は難しい
★☆☆☆☆
期待して読みました。。。
が、翻訳がまず読みにくい。この病気の予備知識があっての作業だったのか疑問です。
やたら強調の文字側面「、、、、」や「!」が使用してあり
原語の英語がモロに推測できるような訳で、
かえって原語のほうが分かりやすいと思います。
内容的にも、あまりに既知のものが多くて、期待はずれでした。
こういうのは初めてです!
★★★★☆
かなり長い期間、広場恐怖を伴うパニック障害に悩まされ、あちこちの心療内科・神経科の門を叩きましたが、どこも薬物治療のみ・・・かつて読んだ何冊かの本では行動療法なるものもあるはずなのに、手ほどきを受けた事さえありません。長い期間の服薬が後々身体に悪影響を及ぼすのも恐く、この本を手に取りました。正直、食生活の改善はなかなか難しいので、その他の方法から実践してます。リラクゼーション法は自律訓練法とも少し違って、簡単にできます。毎日続けている内に、上手くなり、電車内とかで息苦しくなった時、強い味方です。急性の方はお薬の力も必要かと思いますが、いつか私も服薬なしで、完治できるのを夢見ています。かなり読みやすくわかりやすいですし、本当にお悩みの方、必読の価値あり!ですよ!
パニック障害を医学的、化学的見地から考える
★★★☆☆
パニック障害を医学的かつ化学的な面から見た形で、それに沿った回復法(生活習慣改善など)が書かれています。「パニックの思考にならないように…」と考えることで、よりパニックのことを考えてしまい、それでパニック症状が出やすくなるという点も、経験的に納得してしまいます。
ただ、私のようにうつ病とパニック障害が併存しているような場合には、この本に書かれたプログラムの通り行うと、うつ病の方の改善が遅れて、その結果パニック症状が残り続けることもあるのではないかと思います。例えば「運動」はうつ病の症状が出ているときには、あまり無理にやらない方が得策だと言われています。私はうつ病の改善を最優先して(投薬治療も続けて)、その結果パニック障害の症状も和らぎました。
あと、全体的に「英文からの翻訳」という雰囲気の文章で、読むのに結構疲れました。読んでいて意味がよく飲み込めず、同じ文章を何回か読み返すということもありました。
かなり実用的で実践的な本です
★★★★☆
パニック障害になって2年ほど経ちます。PDそのものがどういう原理で起こるのかは大体理解していましたが、薬とこのメソッドの併用で治療の効果も上がると思います。低血糖が私もあったのでその関連性が指摘されていて納得でした。リラックス方や発作が起ったときの対処のしかたは参考になります。実際、安定剤を飲んでいてもホルモンのバランスに左右されたりその日によって不安定になっている神経をいかに冷静に観て、自分で更に大げさにしないかがポイントのようです。PDで苦しんでいた人の体験談を読んでいると、希望が持てますし、私もいつか解放されたらどんなに素晴らしいだろうと感じます。今、PDで悩んでいる人、とても参考になると思います。