参加を実現させるためには、ワークショップやトレーニング、学習が必要だが、そもそもそれら自体が参加を必要とするものだ。本書は、著者の幅広い経験を、21組のアイデア、活動、ヒントという形式にまとめたソースブックである。取り掛かる、座り方を決める、グループを作る、大きな数字を扱う、分析する、フィードバックする、評価する、終わりにする、などのテーマについて、まじめに、またおもしろく書かれている。
以下前書きより。「本書は、ほかのだれかが学習し変わっていくのを補佐しようとする、すべての人のためのものだ…。参加型の指導をする教師やトレーナー、会議やワークショップをより積極的なやりとりが行われるようにしたいオーガナイザー、司会者、世話役、生徒や学生にもっと突っ込んだ分析ができるようになってほしい大学や学校の教職員たち、そしてマネジメントのトレーニングに携わり、レパートリーの幅を広げたいと願う人々に役立つ情報がここにはある」