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すべてを食べつくした男 (文春文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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「美食術」の改題 ★★★☆☆
「やっぱり美味しいものが好き」を読んだ後に、「美食術」を購入、ついでこの本を購入しました。あとがきを先に読んでがっかり。「すべてを食べつくした男」は「美食術」の改題&抜粋なのです。こういうことは本の内容紹介の所に触れておいてほしかったなあ。
という訳で「美食術」を読んだなら、この本は不要です。
が、「美食術」は絶版で入手困難で、ページ数も膨大でレイアウトが読みにくいので、この文庫本の方が読みやすいです。
肝心の内容は他の方が書いてるのでお任せしますが、美味しいものに対する探究心と行動力に感心します。料理好きな方にはおすすめ。
尽きせぬ食への情熱!圧巻です ★★★★☆
絶妙な語り口に振り回されて、こちらのお腹の皮もはちきれそうになります。著者と同じくらい「食」に愛着、狂信、妄執がなければ飽きちゃうかもしれません。かなり、マニアック。

しかし、著者がその食の探求のために訪れた土地を知っている方々や、その「味」を記憶している方々には、著者の狂騒ぶりに納得されるのではないでしょうか。
どれほど、有名で格式高く、または現地の味そっくりと評判のお店でも、日本の味には限界があるからです。そりゃ、空気も水も違うのですから。
まだその「味」に出会ったことがない場合でも、十分に想像力を刺激してくれます。冒険心をあおるという感じでしょうか。

著者がその「味」を再現、研究するために、NYの自宅で繰り広げる饗宴も言っては悪いけど、「狂人沙汰」です。
あちこちの専門家を質問攻めにすることから始まって、類似品を十数種類購入して試食したり、調理器具を数種類取り寄せて実際に味に変化があるか比べてみたり、読んでいて、この人の財布はどうなっているのか不思議になります。実際にその手で実行した結果だからこそ、説得力があるのでしょうが。

そんなジェフリーさんも、日本料理にけだし惹かれている件を読むと、日本人で良かったなあとしみじみ。日本料理の繊細な味がわかる舌を持つ民族の一員であることを誇りに思ったりします。

つきせぬ食への情熱と愛情との結晶 ★★★★☆
いずれも「実用」とはいいがたいけれど、おいしい果実の見分けかたや
食材についての過剰なまでの薀蓄、そしてそれらをほどよく結合するユーモア。

味覚の言語化という側面も注目に値します。
なにしろ 33 種類ものケチャップの味比べや、水の味の比較なんてものもあるのですから。

第 4 章の和牛、そして京料理への賛歌は読んでいて気恥ずかしくもありましたが食欲を刺激してくれることうけあい。

おおげさな表現が定型化しているのはアメリカ人だから? それとも作風?

空腹時に読むのは避けておきたい一冊です。

グルマン ★★★★★
単なるレストランガイドのではなく、料理評論家とは名ばかりのレストランおべっか使いでもない。
単なるグルメでなく、プロの料理人でもなく、それだけで食っているわけではない。
にもかかわらず、食材だけでなく、栄養素にも言及する。料理を楽しむためには、骨身を惜しまない。
というよりも健康もいとわない。(~_~;)
ここまでのグルメが、あのアメリカ人だということに驚愕するべき。
生まれて初めて、文章を読んだだけでおなかがなりました。
おいしいもの好きなら必読。

連載時によみたかったなぁ