2002年の『In Their Darkened Shrines』は斬新でシナプスがふっ飛ぶようなアルバムとして、ナイルをメタルの歴史に刻みつけ、リスナーにCDを購入を検討されることになり、このユニットが長い間をかけてきた約束を具現化しただろう。『Annihilation Of The Wicked』はおびただしい壮大なリフ、キレ、知的なアレンジと演奏で、堂に入った集中力を見せている。簡単に言えば、これは彼らの作戦を続行しているものだ。カール・サンダースは再び彼が最高のデス・メタルのギタリストであることを示し、鋭さだけでなく、圧倒的なデス・ロックのグルーヴを生みだす実に稀な才能の持ち主であることも伝わってくる。これは「Lashed To The Slave Stick」でもっとも顕著だ。「Cast Down The Heretic」はすぐさまこのジャンルのクラシックとなる曲。（Jedd Beaudoin, Amazon.com）