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パンの耳の丸かじり (文春文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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70歳を越えたショージ君。ゴーヤを丸かじり!しかも生で! ★★★★☆
そうそう。マンネリだけどマンネリでないというのは確かにそのとおりだと思う。衝撃を受けるとか、読んで自分自身の何かが変るとかいった劇的なことはないが、ショージ君の好奇心とリズムのいい文章を純粋に楽しめる。僕にとって年に一度のお楽しみがこの「丸かじりシリーズ」だ。

月日が経つと色褪せるといったエッセイではないので、単行本を買わずにおもしろい解説を期待して文庫本を買うことにしているのだが、今回の解説はハズレ。ショージ君賛歌という、丸かじりシリーズにありがちな解説だった。

それにしても、既に70歳を超えたショージ君。70歳を越えてなおゴーヤを生で丸齧りするこの好奇心。頭が下がります。好奇心はいつまで続くのか。あらためて思うけど、ある意味怪物だよな、この人。
マンネリだけどマンネリじゃないのだ ★★★★☆
 こんな長期エッセイはなかなかない。もうほとんどドラえもんやサザエさんの域に達している。その秘訣は、食べ物エッセイだからだろうか。だって食事が楽しみな人にとっては、三度の食事も絶対マンネリにはならないからね。
 グルメ方面には行こうともしない。どっちかというとオマヌケ方面へ行っちゃう。読むのに集中力を必要としない。だけど、ふと鶏の水炊きなんかを作りたくなっちゃう。毎日を楽しむショージさんが、毎日を楽しく過ごそう(食べよう)と提案しているような本。
 ショージさんったら、口にマシュマロを13個も詰めちゃったのね。たはは。
天才はこの人だ!! ★★★★★
天は二物を与えず。と言うが、東海林さだおさんは文才と漫画の才能と二物を持っている。ショージ君の面白さに匹敵するのが、東海林さだおさんの食物エッセー。高級食材や高級レストランでなく、そのへんのどこにでもある食べ物とそれにまつわる人間の心理を、軽妙なタッチで描く。凡百の作家など、たじたじである。毎日でも読みたくなる。(松本敏之)