・紙が十分に無かった時代の名残から、その道の権威と言われた教授に
より書かれた教科書が、証明中の式を省いたり簡略化するとが多く、
また1頁に無理矢理多くの数式を詰込んでいた。
・更に、後年になっても新しい教科書を使うより、古いが自分が学んで
きた慣れている教科書を使い続けていた。
・翻訳者が「内容を読み手に理解させる」というより「自分の知識
レベルを示すために」難しい事を難しく、簡単な事も難しく翻訳
している場合が散見された。
結果として、理系の大学は出たものの専門分野の知識が十分に身に
付かないという方が多かったと思います。最後のポイントであれば、
原書に当たった方が早いわけです。
ところが、この本の様に実例がExcelで示され分かり易くなってきた
ことで、理工書の数式でピンとこなかったことがハッキリ理解できる
ようになりました。高校と大学のブリッジとして、社会人になって
修士、博士の取得を目指す人の復学用として活用できるのではない
でしょうか。