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Annie (1999 Television Film)

価格: ¥1,165
カテゴリ: CD
ブランド: Sony
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1999年にディズニーがテレビ向けに制作した『Annie』のキャストは、まるでトニー賞受賞者の名簿のようだ。グレースに扮するのがオードラ・マクドナルド(『Ragtime』『Carousel』『Master Class』)、ルースターはアラン・カミング(『Cabaret』)、それにリリーはクリスティン・チェノウェス(『You're a Good Man』『Charlie Brown』)といった具合だ。さらに主役のアニー役の(ブロードウェイの『Les Miserables』で幼少のコゼットを演じた)アリシア・モートンにヴィクター・ガーバー(『Sweeney Todd』『Assassins』)とくれば、ミス・ハニガン役のキャシー・ベイツ以外はハリウッドのスターとは無縁なところが新鮮なキャストだ。

経歴は別としてサウンドトラックの方はどうだろうか。マクドナルドは若干オペラ的に過ぎる嫌いがあり、ガーバーは少し若すぎるが、全編を通じて感銘を与える(ベイツさえも)このキャストに対して、それは重箱の隅をつつき過ぎるというものだろう。モートンはアンドレア・マッカードルが昔演じたときほどの出来ではなかったかもしれないが、それでもとても良かった。どちらかといえば、この違いがモートンを素顔そのままに少女らしく感じさせているのだ。おそらく最高の見せ場はマッカードルだ。35歳の熟年になってもその声は素晴らしく、N.Y.C.でスターを目指す役柄でカメオ出演している。2時間のゴールデン枠に組み込むために、フランクリン・デラノ・ルーズベルト政権の歴史的コンテクスト(A New Deal for Christmas, We'd Like to Thank You, Herbert Hoover)をはじめ馴染みのナンバー(You Won't Be an Orphan for Long, Annie)がカットされていることにこの劇の長年のファンなら気づくことだろう。したがってこのサウンドトラックは、オリジナルキャストによるレコーディングに取って代わるものというよりは、テレビ版制作の記念というか、補完版と考えるのが妥当だろう。 --David Horiuchi