この世界はどうすれば君に償えるんだろう?  
   「花帰葬」は、コミックマーケットに代表される同人誌販売イベントで限定販売された女性向けPCゲームソフト(全年齢)です。
 2003年末のコミックマーケットでリリースと同時に完売。
 以来、ヒットを重ね、現在ではコミック連載、関連グッズ、ドラマCDなど多岐に渡るメディアミックス展開も予定されている大人気作品に登りつめました。 
 プレイステーション2版では、あらたにシナリオおよびグラフィックを大幅加筆し、
 また、超人気声優陣による完全フルボイス仕様は、より一層の感動をプレイヤーへ与えます。   
<PS2版の特徴>  ■ 人気声優によるフルボイス化! PC版には無かった音声を、三木眞一郎(玄冬役)、斎賀みつき(花白役)、井上和彦(黒鷹役)、伊藤健太郎(銀朱役)
 をはじめとする大人気声優陣により主人公を含めフルボイス化。
 演出を含め、より臨場感溢れるドラマがお楽しみいただけます。  
■ プログレッシブ出力対応! 垂直方向密度2倍化のプログレッシブ出力に対応させているため、コンポーネント端子やD2端子を持つテレビに接続すると、
 従来に比べ2倍の垂直方向密度の美しい映像でゲームが楽しめます。  
■ アンチフリッカー機能搭載! インターレース表示の際のテレビ画面の微妙なチラツキを低減させるアンチフリッカー機能を搭載。
 従来のテレビでも目が疲れにくくなります。   
<プロローグ>  
  その世界では「雪」は終局を呼ぶものだと伝えられていた。 
 何もかもを終わらせてしまう、忌むべき物なのだと。
 事実、今、雪は世界を浸食し、徐々にとはいえ確実に人々の生活を脅かし始めていた。 
 しかし、七つに分けられた国々では日々戦が絶えず、
 降り止まぬ雪さえもそれを阻む事は出来ずにいた。 
 ある国に身を置く白羽の預言師はこの雪を「嘆き」だと云った。
 人が人の命を奪うことに主が嘆いているのだと。 
 それを信じる者は少なくなかった。
 雪は人々の心まで侵し始めていた。 
 人々は預言師に嘆きを止める方法を請うた。
 預言師は「ひとつだけ」と応えた。 
 たったひとつを消せばせかいはまた続いてゆくのだと…。   
<キャラクター紹介>  ■ 玄冬(くろと) CV : 三木眞一郎 
 主人公。ある事故がもとで記憶を失ってしまった。
 実直で、少々融通が利かない所があるが、基本的には人畜無害。
 理由も判らないまま常に罪悪感を感じており、 自分をどう捉えて良いのか悩んでいる。   
■ 花白(はなしろ) CV : 斎賀みつき 
 玄冬と行動を共にしている少年。玄冬が記憶を失った経緯を唯一知る。
 利発だが少々短気で、感情のセーブが効かないところがある。
 見た目にそぐわぬ剣の使い手だが、 玄冬には甘く、依存度も高い。  
■ 白梟(しろふくろう) CV : 篠原恵美 
 彩国に身を置く預言師。
 一見優しく儚げだが 常に冷静で、少々理想論を掲げすぎているきらいがある。
 対立意見者には容赦がない。黒鷹とは旧知の仲。  
■ 黒鷹(くろたか) CV : 井上和彦 
 突然玄冬の前に現れる謎の人物。
 常に楽しそうで、愉快犯的な態度を取る。  
■ 銀朱(ぎんしゅ) CV : 伊藤健太郎 
 彩国の第三兵団の若き隊長。
 少々短気だが真面目で責任感が強く、兵達の信頼は厚い。
 訳あって玄冬達を追っている。