まさかと思ったシリーズ第3弾。しかし、ここからは猿が本当の主役となり、彼らの愛が語られるとともに、猿の惑星が形成されるに至るきっかけもつづられていく。人間たちが猿を査問するシーンなど、第1作と逆転した描写もチラホラ。監督は、後にタイムパラドックスSFの佳作『ファイナル・カウントダウン』をものにするドン・テイラーに変更、音楽は第1作のジェリー・ゴールドスミスが復帰。(的田也寸志)