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混雑と待ち (経営科学のニューフロンティア)

価格: ¥4,095
カテゴリ: 単行本
ブランド: 朝倉書店
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画期的な非数学的OR ★★★★☆
本当に、何気なく買っていた本であったが(ORは好きなので、このシリーズは何冊も持っている)
偶然にも仕事上で「混雑解消」を命じられたものの、どのように考えたらいいのか迷っていた。
そんな時、この本の事をふと思い出して、久しぶりに手にしてみると...
数式が少ない!
待ち行列理論というと、すぐに数式がガンガンと並ぶものであるが....??
具体例での説明が凄く多い。
これは、「明後日から」応用しなければいけない!というORワーカーにはぴったり!
(「明日から」ではない所が、実に生々しい... 我ながら)

で、実際に活用してみました。
難しい事は何もしない。
「学生食堂の昼間混雑」を参考にして、
 1)到着率
 2)流入-流出グラフ
 3)待ち行列の長さ
のグラフを作れるだけのデータを現地で取りました。
半信半疑で3つのグラフを作ってみると、待ち行列理論など使わずに、起きている混雑現象を
説明できる資料を作る事が、そして対策を考えることができました。
色々なパターンの混雑が挙げられているので(今回私が採用したのはラッシュアワー型の混雑)
それに従ってデータを取ってまとめるだけで成果が出せます。
医療機関の待ち行列対策に必読 ★★★★★
現在の医療機関に認められる待ち行列を解決するためには、待ち行列に対する理解が不可欠である。この本は院長や事務長などの指導的な立場にある者に必読の書であると断言できる。医療機関の待ち行列を解決するためには、現状を解析するための理論と方法が必要であり、まさにこの本はそれを提供している。特に、「流入」と「流出」を簡潔にグラフ化する方法はすぐに医療機関に応用できるはずである。病気のために健康を害している患者さんを不必要に待たせないためにも、多くの医療関係者に読んでほしいと思う。
広い視野・直観的理解を助ける「流入」「流出」による説明 ★★★★★
本書は日本オペレーションズ・リサーチ学会創立40周年記念行事の一つ「経営科学のニュールフロンティア」における待ち行列関連分野3部作の入門編として位置づけられているが、私が今まで読んだ待ち行列関係の入門書の中では最高の本である。
その理由は4つある。

①「流入」と「流出」という分かりやすい概念で、「待ち」「混雑」現象をわかりやすく解明しており直観的理解を助けている点。
②従来の待ち行列の理論の守備範囲を超えて交通工学・在庫理論も視野におかれて書かれている点。
③TOC (Theory of Constraints)等最近の話題も踏まえて論じている点。

④高速道路の料金所での並び方(大型トラックのいる列に並ぶのが良い)や学生食堂における混雑など身近な話題・事例が多い点。

初心者や数学が苦手な人に優しい本 ★★★★★
 本書はオペレーションズ・リサーチ学会40周年記念事業の一つとして企画された「経営科学のニューフロンティア」シリーズの第7弾に当たる。
 この本の優れた点として、初心者にもわかり易い内容であり、数式の使用を極力避けてある点が挙げられる。
 まえがきに「本書は大きく分けて第1章から第4章までの前半部と第5章から第9章までの後半部から構成されている。前半部ではさまざまな混雑現象を取り上げ、それらを主として「流入」と「流出」の観点から眺めて議論する。読者に、こんなものまで混雑現象として考えることができるのか、と思っていただけたら幸いである。」
 とあるように初心者である私でも興味を持って読むことができた。電車のラッシュアワーや車の渋滞のような馴染みあるものから初詣やドリップコーヒーまで例として取り上げてある。
 また、「なるべく数学を使わず、直感的に議論をするように心がけたつもりである。後半部では前半部で取り上げた話題のうち、数理的にもう少し掘り下げると面白いものをいくつか選び、それらをやさしい数学を使って説明した。」とある。
 前半部では数学に殆ど触れることはなく、経験や感覚に基づいた観点から議論を進めてあるのでORに興味のないかたはもちろんのこと、「ORのテキストはどれも数字だらけで勉強する気にならない!」という方にも最適であるように思われる。