とても楽しく読ませてもらぃした。
確かに先にコメントを投稿された方が言うように、あれ?と思う箇所はありでしたが、それは読み手側が良いように解釈すればいいかなと思います。
『誰かが彼に恋してる』のオチの部分とのことで、ようやく『誰かがー』のすっきりしない終わり方のモヤモヤが解消されました。
もし完全にストーリーを忘れてるなら、軽く読み返してから本書を読む方が楽しめるかもしれないです。
ごあいさつの後の短編では、初めて学園とFグループの裏事情が明かされており、さすがFグループ!と思わされました。
一読の価値有りだと思います。

前作の続き的に話が始まるけれど、なにか伏線を撒いてるのが分かってしまい
後からどうなるか、オチが予測できるところがちょっと不満。

最近、行間を読む。というか短い台詞でのつなぎが物足りなく感じる。
あくまで個人的な感想ですが。

この巻では、毎度描かれる例のシーンはないに等しいですが
最近、ややその傾向に傾き過ぎてたような気がするので
愛おしいものを扱うようなキスシーンに、久々にほっこりした気もします。

ということで真ん中の採点で。

ここのところつい厳しい評価をしてしまうタクミくんシリーズ。
確かに、今回の「リスク」は前作の落ちらしく、出来たら前作発行の段階で読みたかった内容でしたが、「あとがき」の後の「リスクヘッジ」でギイの特別な魔法の真相みたいなことが書かれていてその辺楽しめました。
あまりにハイテクなセキュリティに、御曹司のすごさに驚いてしまいました。
ギイのちょっと怖い本質？知るには読んでも良いかも♪
その後の朝比奈君とのやり取り、どんな風にバイオリン盗難事件の決着をつけるのか、楽しみにしています。

温かい目で読むことにしたのですが、残念ながら「あとがき」はがっかりな内容でした。
前のレビューの方が書かれた様に作者様は書きたくないのでしょうか。悲しいです。
結局文化祭終わらなかったですね。

　ネタばれがあるかもしれませんので、ご注意くださいませ。

　前半で『タクミくん＝気まじめクン』のエピソードが何度も繰り広げられるのですが、それを強調したい為とは言え、赤池君に対してまで、「付き合っていませんから、ぼくたち!」発言はいかがなものでしょう!?三年生になってからも、赤池君には二人の関係はＯＰＥＮだったはず。それどころか、秘密のデート部屋を提供してくれたのも、デートの約束を取り付けてくれるのも赤池君でしたよね。この矛盾はどう消化すればいいのでしょう？
　また、鍵の掛かる寮部屋でヴァイオリンの盗難って…あまりにもお粗末な話。『うっかり鍵をかけ忘れた』という言い訳は通らない話の流れになっているし、シリーズを通して、この手の設定のブレは多い気がします。呆れたのを通り越して、悲しくなってしまいました。ほとんど会話のみで余白の目立つページも多々あり、全体的に希薄な印象は否めません。
　ただ、前作で気になっていた、ギィの意味深なセリフの内容が明らかになったのは、プラスポイント。私の予想とは違っていましたが…。前作でもうひとつ、伏線になっているのか、ある人のセリフが気になっているのですが、こちらも次回作ではすっきり解決して頂けることを期待して★★にしました。

あとがきによると「誰かが彼に恋してる」でタイムアップで出したため、予定していた内容の半分だった残りのオチ部分の話がこの「リスク」になります。ですから、内容も薄く一行が短文なのでスカスカです。本来一冊分の内容を二冊に分けて出すくらい、今の作者にはどうしても書きたい話はないんだなと思いました。 オチを書ききらずに前回出したことを知り、そのプロ意識の希薄さにガッカリしたので今回は厳しく星1にしました。