小学生の日常は大変なのです
★★★★★
青い鳥文庫で人気の「黒魔女さんが通る!!」シリーズの第一弾。
表紙は「学校の怪談」風ですが、内容はとっても明るい痛快コメディです。
3つの短編で構成されていて、それぞれ一つの事件を解決していきます。
文章はチョコの一人称で、挿絵も多めになっています。
キューピットさんを呼び出すつもりが、やってきたのは黒魔女ギュービッド。
彼女は、呼び出した主人公=チョコを一人前の黒魔女にするまでは帰れない、
ということでチョコの自宅に住み着いてしまいます。
なぜか飛び込んでくる事件に、チョコは黒魔女修行という名目で無理やり
調査に駆り出されます。
生徒の気持ちを分かったつもりになっている先生、子供の「メディアに出たい」
という気持ちを利用する大人、見えない集団いじめなどなど…
子供たちを取り巻く問題をばっさばっさと解決?していくシーンは、
読んでいて爽快な気分になります。
扱うテーマは重いのに、それをまったく感じさせません。
魔法や幽霊よりも怖いのは、生きている人間。
でも、解決するのも人間。
一歩前に進む気持ちにさせてくれる一冊です。
キャラクターに愛を感じさせる!
★★★★★
ある夕方、拠所無く近所の本屋へと入ったときのこと。
そのとき思いがけない場所で、魅せられてしまったのである。
この本である。
表紙にうつる無垢でキュートな少女が僕の目に焼きついた─ひと目惚れか
表紙買い、といってもよかったが、読んでみると面白い。
児童書を足早でレジに運んだ時に感じた羞恥心なんぞ忘れてしまうくらいに!!
ハリーポッターが好きな自分にとって、魔法が孕んだ内容は一層僕の胸を掻き立て、
僕の体の一部を奮い立たせてくれた!!!
中学生だろうが高校生だろうがそんなの関係ない!
恥なんて捨てて、そして自分の立場なんぞ忘れて読んでみるがよい。
血迷ったのか、学校まで持ち運んで教室で読んでいたとき
クラスメイトの誰かに冷やかされたわけだが、それはまた別の話。
ぜひぜひよんでくださ〜い
★★★★★
この本は、前、「もっとおもしろい本が読みたい青龍編」を読んだ時に、このお話があることにきづきました。そのお話が、面白かったのでついついこの、「黒魔女さんが通る!!」を、買いました。そしたら、おもしろさが2倍増量しました。なんてったってエロエースや、ギューピットなどの面白キャラが多いからです。なので、ぜひぜひ読んでくださ〜い!
おもしろすぎ!
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チョコもいいけど、出てくるキャラクターがみんなトンデます。エロエースとか悪キャラが活きてます!
魔法使いモノってけっこう陰気あるいはお行儀の良いものが多い気がするけど、これはけっこうブラックな知識も得られるし、キュートでかわいいだけじゃない登場人物たちといい、一筋縄ではいかない感じです。