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夢幻紳士 回帰篇

価格: ¥1,365
カテゴリ: コミック
ブランド: 早川書房
Amazon.co.jpで確認
朧げな夢幻紳士の雰囲気を醸し出す秀作 ★★★★★
怪奇編のリメイク作品ですが絵柄がまず大きく違います。
怪奇編は線のしっかりとした絵でかかれていましたが今作回帰編では墨のかすれによる朧げな実感の無いようなまるで霧のような絵となっています。
怪奇編を読んだ後に読むと違和感を感じてしまいますが読めば読むほど夢幻魔実也のキャラクター性である霧のような朧げな雰囲気を醸し出していることが分かると思います。
そしてこの絵柄により怪奇編に比べより幻想色が強くなっておりまさしくまるで本当に夢幻魔実也の夢を見ているかのような、そんな気がしてきます。
怪奇編のセルフリメイクですが怪奇編とは違った魅力が存在するのです。
意義のあるリメイク ★★★★★
「夢幻紳士・怪奇篇」は内容的には文句のつけようがなかったが、絵柄のみ最高とは言えなかったので、現在の妖艶を極めた絵柄でリメイクするというのは大変意義があったと思います。出来れば全話リメイクしてほしかった(六話省かれている)のと、作品チョイスに関してはちょっと不満もあるけど。初心者の人は、まずオリジナルの「怪奇篇」を読んでほしいところです。比べて読むとより楽しめると思います。巻頭と巻末に描き下ろしのプロローグとエピローグが追加されています。

蝙蝠
首屋敷

吸血鬼

夢魔
木精

蜘蛛
夜会
花火
幽霊船(前後編)
《怪奇篇》リミックス・ヴァージョン。 ★★★★★
あの傑作『夢幻紳士(怪奇篇)』を、作者自身が完全に描き直して再構成した《怪奇篇》リミックス・ヴァージョンが、この《回帰篇》です。なんだか《夢幻魔実也》氏の性格が、少し優しくなっていて、私としてはこちらの方が好きですね。でも、オリジナルの《怪奇篇》のダークな魅力も捨てられません。結局、どちらも好きです。両者を読み比べてみるのもまた、面白いと思います。
幻想味が凝縮 ★★★★★
「夢幻紳士の新作だ!」と、よく内容を確かめずに買ったので、
読んでいてしばらくの間、既視感に戸惑いました…
「怪奇篇」のリメイク作品だから「回帰篇」なのですね。
喩えるなら「全曲新録音のベストアルバム」という感じでしょうか。

原典の「怪奇篇」と比べると、幻想味がより凝縮された印象です。
個々人の思い入れや好みで評価は分かれるでしょうが、
(『吸血鬼』のラストは、自分も原典のほうが好きかも…)
自分は現在の葉介先生の絵が大好きなので、感動です。
残りの話もリメイクしてほしいと思いました。

科白や展開はあまり変わらないのに、物語の意味合いが違っている
「蜘蛛」「幽霊船」がお気に入りです。
リメイクです ★★★★☆
『回帰篇』というサブタイトルの通り、過去の夢幻紳士シリーズ作品を高橋先生が新たに描き直したリメイク本です。
リメイクなので当然新しいお話は収録されておりませんのであしからず。
冒頭、エンディングは新たな試みがなされていますが、収録されているお話は根本的にはほとんど当時の内容と変わりありません。
勿論、今の高橋先生独特のタッチで描かれた世界は当時とかなり雰囲気が違い、より夢幻紳士の世界にマッチしていると思います。
しかし、やはり私は今の高橋先生バージョン的な物が読みたかったので、少し違う展開にして欲しかったかも…。
中には、この描き方は昔の作品の方がいい感じだったかも…ってなシーンもいくつかありまして。『吸血鬼』のラスト、夢幻君の人でなしっぷりを見れなかったのが残念…。
ちなみに私は、怪奇篇前半の頃(キャラがやたらコロコロする前の絵柄)が一番好きだったりするので余計昔の作品が良く感じるのかもしれません。夢幻君は断然今の方が素敵なんですけどね。
当時ちょっと露骨すぎた表現を、墨でぼかして描く事によって柔らかくして下さってるので、そこは凄く助かりました。あんっまりグロすぎるシーンは夢幻紳士の世界観にそぐわないんだよな…と勝手に思っていたので。
夢幻紳士シリーズで私が一番好きな『幽霊夫人』が無かったのは残念でしたが、衝撃的だった『沼』、夢幻君の殺し文句が冴え渡る『鬼』、切ないラストが印象的な『木精』、文学的な美しさのある『花火』、珍しくいい人な夢幻君を味わえる『夢魔』etc…結構好きな話が収録されていたので読みごたえはありました。

ああしかしこれを読んでしまうと益々夢幻紳士の続編を読みたくなってしまいます。
できれば怪奇篇の。

高橋先生、今度は是非新作を!!