職業漫画家の花津ハナヨさんが、同行者とともに取材旅行に行って著したコミック。

他の方のレビューにもあるように女はさっぱり磨けてないようですが、男漁りな視点で描かれた楽しい作品です。
ちょっと普通の旅行記とは、かなり視点も比喩表現も異なっています。
マカオの男性は彼女ばかりか、その家族まで大切にすることや、マカオのサウナ（風俗）体験の話など、普通では得られない情報（特に役にも立たないけど）が、それなりに得られます。

普通のガイド本にありがちな「情報過多」になってしまうことなく読みやすい。
情報を分かりやすく整理してある、という点に関して、“使えるガイド本”だと思います。

それでいて情報不足は感じないので、マカオ旅行を考えている人や、
ほかのアジアの観光地との比較をするにはかなり使えるのでは？！

アジア旅行に行き慣れた友人が初めてマカオに行くというのでプレゼントしましたが、
マカオ（中国の特別区）独特の文化、風習、ムードなどを理解する上でとても参考になった、とのこと。

◆マカオで“婚活”！？
◆出発前にカジノ入門
◆いざ、憧れのマカオへ
◆カジノあれこれ
◆カジノで一攫千金
◆食でキレイになる
◆魅惑のスパで肌磨き
◆快適ホテルライフ
◆夜の街で女を磨く？
◆最後の最後は神頼み
◆マカオ土産といえば
◆運命の再会


マンガにしてあることで、写真よりもイメージしやすく
また、「書き込みの少ない」絵柄なので抵抗なく読み進められるのでは、と。

この作者のエッセイはこれまでにも読んでいましたが、そのテイストが生かされており、
適度な“遊び心”が散りばめられ、作者自身が楽しんでいる感じがうかがえる。
ただ、「男性の過激な遊び心」を満たすには、ちょっと物足りない点も・・・。

とはいえ、グルメ情報やエンタメ情報も充実しているので、
“遊び・楽しみ”を目的にアジア旅行を考えている人にはお薦めの一冊です。

花津ハナヨさんのエッセイコミックが好きなので購入しました。
旅情報としても花津さんのコミックとしても中途半端で
少しがっかりしました。