糖尿病足病変など今まで一般には知られていなかったことが載っており、大変興味深かった。ただ足病変が生じる原因自身、例えば歩行のメカニズムなど基本的なことがあればもっとわかりやすかったように思います。しかし、フットケアに関してこれ以上の本は他にはないと感じました。

さまざまな疾患による足部病変について体系的に書かれており、また具体的な手法についても
触れられているので、実際の診療の時にも参考になる。

わりと文字が大きめなので、その気になれば、半日で半分くらいは読めてしまうのも、手軽だ。

最後の方で、現在の日本の医療におけるフットケアの点数についても言及されているが、予防
医学としてのフットケアが日本に根付くには、まだまだ法整備などが望まれるなどの問題点も
指摘されている。