もっと基礎の解説があるとよかった
★★★☆☆
東洋療法学校協会編の教科書はどれもそうですが、高校の生物や化学で出てこない概念をいきなり解説なしで使用することがあります。さらに、高校で、生物や化学を選択していない人にはもっと敷居が高いのではないかと思いました。
鍼灸、按摩マッサージ指圧師の養成学校では授業数の関係から生物や化学の授業がなく、高卒後あるいは社会人経験者にいきなりこの教科書で生理学の授業をするところが多いので、基礎用語の解説を欄外でもよいので増やして欲しいと思いました。
コ・メディカルの生理学教科書として最適の書!
★★★★★
PTS・OTSなど、最低限の基礎医学を学ぶ学生には最適の書です。
内容としては決して多くの情報が書かれているわけではありません。むしろ情報量としては少ないと思います。しかし簡潔な図と、理解しやすい説明で、非常に分かりやすいです。ぼう大な情報量の生理学の教科書は、リハビリ系の学生が使うには、必要でないところと必要なところを分ける作業がなかなか負担なものです。
しかしこの本は必要最低限の知識が載せられているので、隅から隅まで覚えることができます。
何回も読み込んで、自分でその項を説明する、その作業を繰り返すことでさまざまな知識が繋がってきて体系化してきます。
私はどんな授業のときにもこの本を手元に置いて、分からないことがあればすぐ開いて参照しています。また、この本に書かれていないことは自分で書き足していくことにより自分一冊の教科書に仕上げていくことができます。
呼吸や神経など知識的に足りない部分がありますので、それは他の参考書を参照されることをされるオススメします。
授業で使用中
★★★☆☆
3年課程で使用中ですが、「国試に全部を暗記できないし、要点だけなら半分でいいのに」と、教える先生にも言われているそうです。
学び始めたばかりの頃は、「細かく書かれていて初心者にはわかりやすそう」と油断させておいて、専門用語のオンパレードはやめて頂きたいとは思いました。
教えて下さる先生が付いていてくれて初めて、もしくは一度学んだ方には使用可能になると思われます。
授業で使用中
★☆☆☆☆
事前に専門用語の解説もろくになく、内容の説明が続く。
その上、ある用語で説明しているかと思えば、同じ意味だが表現が違う用語に突然かわったりするので混乱することが多い。もちろん、その用語の説明もない。
無理に専門的な言葉の使い回しをしようとしているようで、意味が分りにくいにもほどがある。
なので何度読んでも理解しにくい。
指導者からの説明を受けて初めて書かれている説明文の意味を知ることが出来、と同時に、この本の説明力の無さに驚愕する。
「そうことを説明していたのか・・・確かにこれじゃ伝わるわけがない・・・」といった有様。
国試に関係がない無駄な情報が多いために更に混乱を招く。
従ってさらに要点がつかみにくく使いづらい。
とても初心者が使う本ではないし、多少の知識のある者が使うには上記したとおり、再認識の為にも使いづらい。
全体的に完成度の低い本である。
医学入門の基礎「生理学」
★★☆☆☆
内容は東洋医学とは一切関係がなく、西洋医学的見解で構成されている「生理学」である。はじめて医学的知識を必要とする人には、全体を見渡せて調度よい程度の内容。ただ、さらに詳しい知識が必要となった場合は物足りなさを感じてしまうかもしれない。