おもしろいです。
★★★★★
やっぱり、宮本佳野さん好きだなぁ、と再確認した作品です。
何と言っても、登場人物が魅力的です。
とぼけていて、圧しに弱い面食いの明彦、明治時代のしっかり者の書生・栄太郎、
霊や妖怪が見える能力を持ち、軽薄そうだけど、どこか影のある美青年・蓮。
あらすじと、表紙の雰囲気からは暗めの印象ですが、
肩の力を抜いて、笑える部分もあります。
旧家の造りも、読んでいて興味深く、
これから、その家が物語に、どう絡んでくるかも楽しみです。
呪いの謎を解明していく、主軸の話も、後の流れをしっかり考えての構成になっていて、
恋愛部分と同等に、そちらも気になります。
これからの展開を、とても期待させる物語です。
続刊が早く読みたい!!