リボルバー
価格: ¥2,600
いまなおロック・シーンに巨大な影響を及ぼす音の革命的冒険。1966年8月5日発売(英)
このアルバムでは前作で試みた実験的サウンドをより発 展させ、ポップ・ミュージックを芸術にまで高めている。もはやステージでの再現が不可能になるほどのサウンドを生みだし、発売直後に行なわれたツアーでは このなかの曲が1曲も演奏されなかったばかりか、コンサート活動そのものも止めてしまった。「イエスタデイ」に続いて(2)ではストリングスとともに美し い世界を作り、ポールはメロディ・メイカーとしての才能を開花させているのに対し、ジョンの作品は実験的な要素を強めている。当時、難解と思われた (14)は近年カヴァーするアーティストも多い。ジョージ作の(1)からも明らかなように、詞の題材も飛躍的に拡大させ、この面でももうアイドルとは言え なくなった。このアルバムの魅力は、新しいものに挑戦する強さにある。グラミー賞も受賞したジャケットは、デビュー前からの友人、クラウス・フォアマンが デザインしたものだ。チャートの初登場1位はこれで6枚め。