韓国語の本、昨今のブームに伴い
玉石混淆、いろいろなものがあります。
韓国の、日本のタレントが出した本などもありますが、
名前だけ貸したものでしょうし、
実際、それほどいいとは思えません。

この本はちゃらちゃらしたところなどまったくない
実用的なものです。
その上、文法表現のあと出てくる例文も
至って実用的。
この手の本の場合、
例文が「いつ使うの？」「どこで使えるの？」と
いったようなヘンテコなものが多いように思いますが、
これはとてもいいです。

最初の「ハングル解体新書」のコーナーでは
とっつきにくいハングルをきちんと分かりやすく
分解して説明していて、韓国語に初めて接する方でも
分かりやすいつくりになっているな、と思いました。

韓国語の基礎の基礎はマスターした方、
初級から中級に進みたい方にオススメの本だと思います。

この本をきちんとマスターすれば、
クサナギくんクラスになれると思います。

ずっと「たくさんの会話例文と詳しい文法解説が一緒になった韓国語の本」がほしいと思っていたけれども、まさにその望みをかなえてくれた一冊です。
共著者のお一人である長友先生は、現在のＮＨＫテレビハングル講座の講師でもあります。テレビの解説と同様、とてもわかりやすい本です。しかし、わかりやすいだけではなく、この本は他の本にはない優れた点がたくさんあります。
その中の数点を書いてみると....。
まず、会話のスキットが秀逸です。長すぎず、簡潔にまとまっていて、かつ自然な文で構成されています。だらだらと意味のない会話が続く本に比べると大違いです。
スキットの一文一文が、明日にでも使えそうな内容です。
そして、一レッスンごとにポイントが三つから四つずつあり、それぞれのポイントについて詳しい解説と、例文がついています。
また、変則活用ごとにきちんと例文がついているので、あまり難しく考えることなくすんなりと活用が頭にはいってきます。
本の構成も非常によく、視覚的にもすーと頭にはいってきやすい紙面となっています。
語尾の種類も豊富で、今まで、なんとなくひっかかっていたけれども意味がわからなかった語尾があそこにもここにも出てきます＾＾。
付録の単語集や、語尾のまとめの表もグッドです。
ＣＤの吹き込みの声も耳に心地よく、ずっと聞いていたいくらいです。
あえて難点をさがすとすれば、紙が上質すぎて鉛筆で書き込みづらく、少々重い点でしょう。しかしそんなことは内容のよさでふっとびます。
とにかく「買い」の一冊です。ほんとにお得な内容です☆

　この本は初級の本ながら、用言の語尾表現が実に豊富です。
基礎の文法をみっちり学習してから、ドラマのせりふでよく聞く最後の用言の語尾表現（グニョとかウンデヨとかッケヨなど）に興味がでてきたので、難しそうな中級本に入る前に、解説のわかりやすいこの本で語尾表現を中心に学習しました。
　この本は初心者にはちょっと難しいと思います。用言の基本的な活用の解説や助詞の説明が不足していると思います。またダイアログは文法もリスニングも初心者には難しいように思います。初級本を一通り真剣に終えましたが、テキストなしでの聞き取りは４０％程度でした。なかには１０％くらいのものもありました。これでも初級用なの～？とがっかりしてしまいました。
　なのでこの本は初級から中級への橋渡しに最適かと思います。その視点でこの本を評価してみます。
よい点：３段活用の解説がよい。
　　　　変則用言の解説も豊富でよい。
　　　　用言の語尾表現が豊富。
　　　　ダイアログの文が自然な会話になっている。
　　　　　（しっかりシャドウイングしましょう）
その他として、カタカナ表記あり。ＣＤは例文がすべて吹き込んであり、日本語のあとに韓国語の順。個人的には日本語はない方がよかったと思っている。なんといってもリスニング力をつけたいので。
　参考までに、私はまず「文法から学べる韓国語」をみっちりやってからこれを使いました。このルートをお薦めします。　
　

外国語を学ぶ上には作文力とそれを支える文法ぬきには、一定の線を越えて上達することは考えられないとおもいます。入門書でありながらも文法をしっかり、わかりやすく教えている本書は良い入門書であるとおもいます。
さらにかなり見やすい構成であると思います。

～韓国語をただ単に会話したいだけではなく、しっかりと勉強したいと考えていた。初めに買った本は会話中心のものであり、丸暗記すれば日常会話が出来るという売りであった。その本では韓国語で自分の言いたい事を言えるようになるにはほど遠い（例文以外は話せない）と考え、この本を購入した。
この本は、韓国語の文法の習得に重きが置かれ、韓国語を習得し～～たいと思う第一歩に最適ではないかと思う。かつて中学校の時に英語を勉強したように、韓国語を勉強する事が出来る構成であり、懐かしく親しみやすい文法の説明になっている。当たり前だが、全ての文法が記載されているわけではないので、この本が終われば、更に高度な本が必要になるであろう。文法から勉強したい、と考える人にはお勧めの本であると思う。～