L'Arc-en-Cielのベーシスト兼ソングライター、tetsuのソロ1stアルバム。恋のときめきを穏やかなサウンドでポップに歌う1stシングル<2>、ノイジーなギターフレーズが迫力満点なハードロックチューン<5>、tetsuと亀田誠治の共同プロデュースによる壮大なミディアムサウンドをバックに、夢をあきらめずに未来へ向かって歩こうと勇気づけてくれる<8>と、多彩なバリエーションのソロシングル3曲に加え、爽やかなコーラスが広がるメロディアスなロックチューン<1>など、アップナンバーからバラードまで、L'Arc-en-Cielでのサウンド同様に幅広い音楽的アプローチを試みている。シングルのオマケとしてTシャツやフィギュアをはじめとするお楽しみグッズを付けてきたアイディアが生かされているのか、CDのトラック数に「69」と表示されるのも遊び心満点だ。（武村貴世子）