2000年にリリースされた、ボーズ・オブ・カナダによる4曲入りシングル。曲のテイストは、『music has the right to children』（1998年）よりも、『geogaddi』（2002年）に近い。ただし、先行シングルといった意味合いはなかったようで、全曲ともアルバムには未収録となっている。<3>は、子どもの笑い声によるオープニング、ぼやけたヴォコーダーなど、「ノスタルジック」「幻想的」「牧歌的」といったイメージで語られることの多い彼らの特徴を象徴するような1曲。他の3曲も夢見るような心地よいエレクトロニカ。リスナーの期待を裏切らない好シングルだ。（山田次郎）