インタビュー充実,仲代達矢,北野武,塚本晋也,井筒和幸「お遊戯会やっとんのは日本映画だけや!」,中島哲也ほか多数
★★★★☆
孤高の映画雑誌!
「もし高校野球の女子マネージャーが映画秘宝を読んだら……」という背表紙のコピーに、まず爆笑。
個人的に注目は、小特集「仁義なきニッポン暴力路線2010」3大監督インタビュー。
「アウトレイジ」北野武、「深作欣二監督がやらないことをやる」
「鉄男 THE BULLET MAN」塚本晋也、「"やつ"は演じ納め!」
「ヒーローショー」井筒和幸、「いつまでも お遊戯会やっとんのは日本映画だけや!」
他に「春との旅」仲代達矢インタビュー、「もう説明的なセリフは言いたくない!」。
舞台「裏切りの街」、映画「愛のむきだし」「トルソ」で強烈な個性を発揮した
安藤サクラ、インタビューでは、ユニークな話に(笑)。
残念な追悼記事は、佐藤慶、北林谷栄。
北林谷栄さんのお若い時、1956年「ビルマの竪琴」当時のスチルは始めて見ました。
ちなみに、表紙『戦闘少女』は、裏表紙の映画広告と線対象のデザインのタイアップ。
(写真参照)
アメコミ原作映画好きには堪らない内容。
★★★★★
今号の特集は、アメコミ原作映画の特集です。
まず推されているのは、『アイアンマン2』。
監督、ダウニー、ロークのインタビューが掲載されています。
内容的に秀逸だったのは、ドン・チードルのインタビュー。
CGが発達しても、役者さんの大変さは無くならない、ということがよく分かります。
第2に推されている作品は、『キック・アス』。
TBSラジオ『キラキラ』の町山さんの紹介以来気になっていた作品の概要が書かれており、作品への興味がさらに深まりました。
日本に即した内容で言うと、『HEROMAN』についても書かれています。
あと北野武インタビューも良かった。
他の雑誌でのインタビューより、ビートくんが気持ちよさそうに喋れている気がした。
聞き手の力量の高さが窺える。