コレクター向けと言われれば返す言葉はありませんが、どこか偏りのある「ベスト１００」をつらつら眺めながら、まったくもって惰性で購入していることに改めて気づかされたのでした。好きなジャンルに限定しての新譜情報であるなら、もはや「ブルース＆ソウル」だけで十分のような気もしつつ、それでもなお毎月こつこつ本誌を買い求めているというのは、好きなアーティストが特集されてさえさして目新しさをもって読むことができないこととも考え合わせると、僭越ながらそう結論してしまうのでした。連載ものはそれなりに楽しんで読んではいるのですが、やはり本丸は特集ですからね。

相変わらずのネタ切れ・苦し紛れのベスト１００も最悪ですが、
この雑誌で唯一当てにしていたリイシュー・アルバム・ガイドが、
２０１０年５月以降、収録曲を記載しなくなったのがどうしようもなく最悪！！！！
紙面刷新で文字を大きくした？どこぞの大新聞のモノマネかよ！そんな下らないことをなに誇らしげに謳ってんだ？
そんなしょうもない老眼対策のためにアルバム・ガイドがまったくツマラナイものに成り下がりました。
収録曲の記載を無くすぐらいならライターの文章を減らしてくれ！
アルバム・ガイドの意味ねえよ・・・。

この雑誌は、昔の知っているバンド、知らなかったバンド、を知ることが、出来るいわばタイトルだけあって、コレクターズ雑誌だ。
その雑誌のアルバムベスト１００ということだけあって、非常に期待していましたが、非常に残念でした。この順位には、偏りが、激しすぎるし、
アーティストも被ってランクに入っているのにホントに視野が狭い格付けランクだなーと思いました。８０年代といえばアイドル全盛でもあり、バンドも一番脂が乗ってるときだけあって、そういうのを無視している。大瀧さんＲＣ、ＹＭＯ、達郎、ブルーハーツ１ｓｔを上位に持っていけばいいという問題ではない、自分が、駄作だと思う作品が上位に入っていたり自分が、傑作だと思う作品が、80から９０位の間に入っていたりと実に不愉快です。これでは、うんちく音楽雑誌スヌーザーのアルバムベストと変わらない。（まだこちらのアルバムベストの方がマシだった。）この雑誌は（レコード・コレクターズ）こんなつまらなく偏った順位で、好き嫌いが激しい雑誌なのかと言わしめる雑誌になってしまったのかと思いました。でもアーカイブ物の再発ＣＤの情報は、役に立つので一余、目をとうしますよ立ち読みで。もう買うことはないでしょう。

正直、８０年代というより７０年代を引きずっているベスト１００にがっかりです。というかレココレがこんなことして、どうなるの？　９０年代とかほとんど無視してきたレココレがこの次は９０年代ベスト１００をやるというのでしょうか。とにかく雑誌の売れない時代、最後の雄たけびか。

最近はただ惰性で買ってる方も多いと思いますが今回はとうとう８０年代ベスト１００ときました。
なんか「ミュージック・マガジン」でも似たようなことやってたような気が・・・。
ここ数年はナイアガラ関係とかビートルズ関係が異常に多く（ややウンザリ）
やる事無くなると「ベスト５０」とか「ベスト１００」とかのパターン。
その方が売れるんでしょうか？
第二特集以降に面白い内容が多いのでまだ買ってますがいい加減同じような企画ではちょっと・・・。
もっと「コレクター」向けに軌道修正してほしい、というのは無理なんでしょうか。