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ケモノの季節 (キャラ文庫 (ひ2-6))

価格: ¥576
カテゴリ: 文庫
ブランド: 徳間書店
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依存する ★★★★★

攻め視点(だけど三人称)で書かれるお話。
ポーカーフェイスの美形、性格は冷酷とも呼べるほど冷めた少年のイチイと、派手な外見と相違の、純粋で綺麗なこころを持つユイハマ、このふたりが織り成す恋愛はタイトルの印象から想像していたものとは違い、とても甘酸っぱいものでした。シリアス系なのかなと思いきや、ふつうにほのぼの系。(もちろんシリアスなシーンもありますけど)
互いに依存して溺れていく様子がなんとも言えず色っぽいと思いました。
なにより、ユイハマの性格にすごく共感が持てて、…純粋で従順なくせに、いじっぱりで強気な、本当にかわいらしい(行動とかが)動物のような少年で、これは攻めじゃなくても可愛がりたくなるような子だと思う。好みすぎる受けでした。
イラストも繊細で美しい。
これは本当にオススメです。
初々しい季節 ★★★★★
購入するかどうか迷ってレビューを読んでいるあなた、この本のタイトル「ケモノの季節」に惑わされないで下さい。タイトルから連想されるのは、鬼畜系のような痛い内容だと思いますが(実際私もそう思っていました)、実際はぜんぜん違うのです。この本は、リッチで頭が良くて容姿端麗で皆から一目置かれる高校生櫟井(いちい)真悟くんと、一見すると不良っぽいけどクリクリした瞳が印象的でワンコのような人懐っこさを持った同級生唯浜徹くんの初々しい恋のお話なのです。

これまでの友達にはいなかったタイプの唯浜に好奇心から近づきそれがいつの間にか恋愛感情になり、過去の恋愛では感じた事がなかった執着心とか相手の本心が見えなくて不安になったりとかという気持ちを経験しさらにドップリ唯浜にハマッてしまった櫟井と、純真で素直なワンコのようでありながら男の意地と強さもちゃんと持っている唯浜の快楽に溺れる姿には、読んでいて本当にドキドキさせられました。若いって良いねー。

挿絵も凄く綺麗で、ここぞという場面で思いっきり煽ってくれます。

ということで、高校生同士の”健全?”なBLをお探しのあなたには、躊躇なくお勧めいたします。
良作です!! ★★★★★
自分は最近BLを読み始めたのでまだまだベタで王道な展開とかも好きなので、読み始めたときの、今まで私が読んできたものとは全く違う作品の空気に驚き。
私の数少ない読了本の中のどれにも似かよらないパターンのストーリー展開で、面白かった。

攻め視点で書かれているのも新鮮だったし、攻めの櫟井(イチイ)も受けの唯浜(ユイハマ)も、元々はホモじゃないし好きになったのが偶然男だっただけ。
男女の恋愛とそう変わりない関係に心打たれました。
BLが苦手な人にもこの本は読んで欲しい!

最初の情事でそのまま主従関係ができて受けが流され続けるやつとかが多い中、
劣等感や格違いを感じつつも高校生同士という同身分な所もいい。

櫟井のどこか冷血な性格が唯浜に出会ってからの心の変化にはぐっとくること間違いなしです!
堕ちていく攻め視点がツボ。 ★★★★★
私は「攻め視点」が好物です。そんな私のツボにはまりました。
傲慢な攻めの「いちい」視点で描かれていて、はじめは「ゆい」を自分に懐かせて楽しんでいたつもりが、
だんだん「ゆい」に惹かれていく過程がおもしろいです。
受けのゆいも可愛いだけでなくて「男の子」なところがイイです。
「高校生×高校生」だけど、甘すぎず、イタすぎず、バカすぎず。
高校時代が遥かにかすんで見える世代の私も楽しめました。
「ケモノの季節」っていうタイトルの第一印象よりは、わりと可愛くて爽やかな話だと思います。
題名より中味。 ★★★★☆
「ケモノの季節」という題名でなければ、もう少し早く手に取っていたかも。
読むとなんとなくそう付けた感じは解らなくもないけど、題名から受けるニ
ュアンスと、読んだ感じがあんまりしっくりと来なくて。
それはそれで効果的な時や、特に問題に思わない時もあるけど、この作品に
関しては、なんだか気になってしまいました。評価に関係ありませんが☆

内容は、とても面白かったです。
お金、頭脳、容姿、纏う空気、全てに秀で、命令する側の人間としていつも
中心的な存在でいながら、欲しい物もなく空虚な櫟井が、慎ましやかな家庭
に育ち、手を差し伸べてくれる友人や先輩を受け入れるうちに不良のレッテル
だけが一人歩きした純真な唯浜に出会い、初めて人を心から欲し、認め、大切
にする事を知っていく。
櫟井の暗澹とした心が、唯浜を守りたいという気持ちに少しづつ解けていく様、
純真無垢で人に流されやすいと思っていた唯浜の、実は全てをきちんと消化して
受け入れようとする本当の強さに気付いていく様、その時々の心の動きがすごく
伝わってきて、2人の繋がりがきちんと胸に落ちて来る物語でした。
櫟井目線で心持ち重い感じの文の流れが、唯浜の存在でほんわり明るくなる
感じ。でも、その唯浜の本来の明るさを引き出しているのが、実は心に闇を
抱える櫟井なんですよね。
欠けた部分を補い合いつつも、ちゃんと成長して、心と愛情を強く育ててってる
とても好きな二人でした。
読後感も良かったです。