ライブ・アンド・モア [DVD]
価格: ¥2,940
『ブリトニー・スピアーズ: ライブ・アンド・モア!』では、太陽を浴びてはしゃぎ、サーフィンをするティーン・ポップの女王ブリトニー・スピアーズが見られる。コンサート・ビデオと旅行記が混在し、ハワイのワイキキビーチでのライヴから、もちろんスマッシュヒットしたアルバム『ウップス!…アイ・ディド・イット・アゲイン』からの曲も含んだ8曲を収録している。
何千人という熱狂的なファンの中でも一番若いのは、お姉さんに肩車してもらいながら一緒に歌う小さな子どもだろう。これらの曲はハワイでの休暇映像の合間にちりばめられている。ポリネシアン文化センターでフラダンスを習い、イルカとたわむれ、ワイメアの滝でダンス・リハーサルを行い、パラセーリングもする。“No.1ファン”の家で即興のピザ・パーティーを開き、学校に立ち寄ったりもするのだ。撮影のネタではあるが、生徒たちにとっては純粋に思いがけない喜びだ。
この福袋的ビデオを締めくくるのは、3本のミュージック・ビデオ(「ウップス!…アイ・ディド・イット・アゲイン」「ストロンガー」「ラッキー」)と“サタデー・ナイト・ライブ”にホストとして出演時の映像。コント(“ウッドロウとホームレス男”“ブリトニー、新人ダンステストを審査する”)のほとんどは彼女自身を演じればいいものだが、おふざけのトーク・ショー“Morning Latte”で著者ドーン・パスロウスキを演じた時は(ほんの少しだが)演技をしている。番組でも「ウップス!…アイ・ディド・イット・アゲイン」「ドント・レット・ミー・ビー・ザ・ラスト・トゥ・ノウ」を演奏。わざと彼女自身を誇張してみせてゴシップ好きな人々をかきたてた。この気まぐれな編集は、まじめなコンサート・ビデオを望んでいる人たちにとってはフラストレーションがたまるものかもしれないが、ブリトニー好きにとっては、このとんでもなくヴァラエティに飛んだ映像が集まった『ブリトニー・スピアーズ: ライブ・アンド・モア!』は狂喜の祭りになるに違いない。(David Horiuchi, Amazon.com)