自分でも特技と言っている自分を客観視できる才能が、嫌味になるぎりぎりのところで、じつにうまく体をかわす。たぶんこの人は、結婚前後の話題だけで、ゆうに24時間くらいは喋りまくれるのではないだろうか。みんなを適当に笑わせ、期待させておいてはぐらかし・・・。やはりこれも才能というべきものだろう。
女の敵は女である。林真理子は本音をもってして、同性を懐柔する術を心得ている。これは男にとっても貴重なる女の正体を知るための本だが、正体みたぞ、と思わせて、あんがいそれを見越しての演技だったりして・・・・、そうだったのか!