今回面白かったエピソードの一つ。評論家の扇谷正造さんがかつて週刊朝日の編集長に就任した歓迎会上で、延々50分にもわたるスピーチを披露したそうな。しかしそれが雑学に満ち溢れており、長時間でも楽しませるものだった。「編集者はすべからく、斯様に雑多な知識を持ち合わせておらねばならぬ」と結んだ扇谷さんに、若き編集者二人が手を挙げ、披瀝された雑学の誤りを数個所指摘した。
「ほう、そうだったのか。しかし君達、随分下らないことを知っているねぇ。」
ちなみに若き編集者二人とは、現在誰でも知っている著名な評論家・作家です。 エピソード、雑学、歴史、書評がごろごろ。借りるよりも買って、するめのように何度でもつまみ楽しむことお奨めします!