間違いなくFPSの名作
★★★★★
かなり人を選ぶ作品だと言わざるを得ません。
というのも、普通FPSというとストーリーを追っていきながら、
敵を銃器を使って己のテクニックをもってなぎ倒しながら進めるものですが、
このS.T.A.L.K.E.R.はそうではないからです。
感覚的な説明だと、RPGの要素が含まれていると思います。
S.T.A.L.K.E.R.は所持品全てに重さがあり一定量を超えると動けなくなったり、
HPやスタミナの概念があったり、NPCから武器を含めアイテムを買ったりと、
普通のFPSとは一線を画すシステムなのです。
しかも素の状態ではかなり遊びにくいことは否めず、
wikiサイト等を駆使して改造(つまりMODを導入)した方が格段に楽しく、
また遊びやすくなるという点も重要なポイントです。。
一度S.T.A.L.K.E.R.にハマってしまうと、従来の一本道のFPSでは
満足できなくなる・・・かどうかは人それぞれですが、非常に中毒性の高い作品です。
シナリオを完全無視して探索に徹して遊ぶこともでき、
ユニークアイテム収集やクエスト攻略に専念するもよし。
柔軟な遊び方が許される作品ではることは間違いないでしょう。
このシリーズは全部で3作品、本作であり1作目Shadow of Chernobyl、
2作目Clear Sky、作目Call of Pripyatが発売されていますが、
個人的にはその自由性とシナリオから、本作が一番面白かったです。
Shadow of Chernobylのラストは非常に分かりにくく、賛否両論だと思いますが、
個人的には納得のいくもので意味深いものだと感じました。
ZONEの発生の理由、主人公Marked Oneの出生等、
シリーズを通して最重要項目が語られる本作品。
あなたもこのウクライナ製の名作に触れてみては如何でしょうか。
CODより面白い
★★★★★
記憶喪失の主人公がだんだんと強くなっていく様が味わえます
でも、そのリアル感がたまらないです
悪い点ですが強制タスクがあるのと無限沸きが頻繁なのが気になります
無限沸きだとアイテムをせっせとトレーダーのところに持って帰って
換金してお金貯めてニンマリ、という自己満足が薄らぎます
世界観はダークで洋ゲーマニアにはたまらないでしょう
ヒエロニムス・ボスの絵画のような怪物が出てきます
(Dead Space好きならハマります)
最初は取っつきにくいかもしれませんが
慣れると簡単です
重量制限や強制タスクの期限切れでイライラすると思われるので
wikiの変更方法も参考にするとよいと思われます
妙に惹きこまれる世界観
★★★★☆
今更かなとも思っていたのですが、前々から気になっていたので購入してみました。
色々設定などは必要ですがWindows7でもプレイ可能です。
ここに書くと長くなりそうなので検索して調べてみてください。
もちろん有志の方たちのMODも問題なく使えるので、テキスト日本語化もできます。
スタート時は何も分からないまま広大な世界に放り込まれます。
所持武器は命中率の低い銃のみで、しばらく腕が鈍ったのかと思うほど弾が当たりませんでした。
すぐ持ち物は一杯になるし、どこ行けばいいか分からないし、
「ネットで評価されてるのを見たから買ったけど・・・自分には合わない?」とも思い始めてました。
それでもとりあえず進めていくと、そこそこの装備が手に入り始め、
何となくこの世界の構造(NPC同士の力関係など)が少しづつではありますが分かってきます。
そこまで行くともう抜け出せませんでした。なんでしょうこの魅力的な世界観は?
雰囲気的には「フォールアウト」っぽいですが、あちらより少し現実味を感じます。
NPC同士がそれぞれの判断で勝手に行動してるのも面白い。
二つの勢力が争っている所に出くわしたり、動物(というか化け物というか)が争っていたり、
仲良くなったNPCが犬に襲われて死んでたり・・・
あと敵AIが結構賢くて正面からの撃ち合いになると物陰に隠れ、
回り込んできて側面から攻撃してきたりします。
最初これに気づくまでてっきり側面に新しい敵が沸いたのかと勘違い。
慣れるとこの行動もワンパターンに感じてきてしまいますけど。
実はサクサクっと終わらせて最新作まで一気にやってしまおう・・・と思っていたのですが、
メインストーリーそっちのけでサブクエしたり、意味無く旅して周ったり勢力争いに加勢したりと
今では終わらせる気毛頭ありません。しばらくこの世界に浸っていたいと思います。
確かに初心者には向かないと思いますが、「PCゲームらしいPCゲーム」とでも言いますか
コンシューマーでは味わえない魅力のあるゲームであることは間違いないです。
深い世界観に感激
★★★★★
非常にマニアックな作品ではありますが、一度はまると抜け出せない世界観です。初心者にとっては最初のミッションで(拳銃を渡されて敵を倒してこい)をいかに乗り切るかが重要な気がしますw 高架線を抜けてからの序盤が面白いのでメゲズにやってみて下さい。結構評価が分かれている銃の当たらなさが逆に恋しくなりますw 1作目のSoCから最新作のCoPまで3作品あり、有志によるMODも沢山あるので、どっぷりSTALKERの世界にはまること間違いなしです。
高い自由度の中で「生活」をしよう。
★★★★★
このゲームの主人公は記憶喪失で、ジャケットとオンボロマカロフ1丁でゲーム世界に放り出されます。
自分が何をすればいいのか分からないうちに周辺のトラブルに飛び込んでいかないといけません。
敵の銃撃はジャンジャン飛んで当ててくる上、こちらは照準をつけても10m以内でないと当たりません。
しかもいったん日が暮れると周りの様子なんて全く分からず、いきなりうなり声が聞こえて猪に飛びかかられることも珍しくありません。
序盤は大変苦労するでしょうが、2番目以降のマップに行くと俄然面白くなります。
50kgしかない積載量の中で銃や弾丸、食料や医療キットのやりくりをし、敵を倒して西側の最新式の銃を剥ぎ取ってヒャッホイし、
幽霊みたいな敵に出会ってギャアアアアア!!!と言いながら銃を乱射し、その一方でモノ探しや暗殺を請け負ったり…
もちろん食事だって必要です。ちゃんと「腹減った、飯食わせろ」と主人公はプレイヤーに言ってきます。
本編自体は頑張ればゲーム内時間で1週間もあれば終わるでしょう。しかし、本当に面白いのは本編ではない脇道の部分です。
ひたすらお宝を探して野原を駆け回ったり、銃を集めてコレクションを作ったり。
そんな自由度の高さがこのゲームの魅力ではないでしょうか。