S.Y.K ~蓮咲伝~ ポータブル(通常版)
価格: ¥5,040
『ストーリー紹介』
 【旅の終着点・天竺で交わした想いと共に、彼らが新たに紡ぎだす答えとは――】
 
 ---玄奘(読み:げんじょう)編---
 
 時は仁寿2年、唐代の中国。
 そこは人間や妖怪や仙人が共存する世界。
 
 ある日突然、天界の観音菩薩から「三蔵法師」としての使命を賜った主人公・玄奘。
 従者として選ばれた、悟空・八戒・悟浄・玉龍と共に数々な困難をくぐりぬけ、ついに天竺に辿り着いた。
 経典を手にし世に平和をもたらした彼女の前に、またひとつ、新たな試練がふりかかろうとしていた……。
 
 
 【それぞれの思惑を抱え、運命が廻り始めた選択の刻】
 
 ---金蝉子(読み:こんぜんし)編---
 
 三蔵法師・玄奘の出現から時は遡り、500年前。
 遥か昔から争いを続けていた天界と冥界の間で、歴代でも史上最大と呼ばれる戦争が勃発していた。
 その名を、【天冥戦争】。争いは遂には冷戦状態に陥り、方々で起こる小さな火種によって
 地上界までもが甚大な被害を被っていた。
 
 そんな中、命を奪っていく戦火に心を痛める仙人がひとり。その名を【金蝉子】。
 釈迦如来の居城でもある【雷音寺】に弟子として仕えていた金蝉子は、
 天冥戦争の混沌化を聞きつけて一時、故郷でもある天界に帰還することとなった。
 
 しかし天界で知った現状は、冥界に遅れを取らないため、自陣の保身だけを考える仙人達の振る舞い。
 天界の仙人達と交流することで、戦争を食い止める活路を見出すことは出来ないのか。
 ただ傍観するのではなく、行動することで何かを救うことができれば、と。
 
 天界の要職につく仙人達と交流し、打開策を見つけるために動き出す金蝉子。
 天界で過ごす数ヶ月は仙人にとってはまるで瞬きのような刹那の時間。
 しかし金蝉子にとって、そして世界の未来にとって、運命を決める一瞬だった。