飛鳥昭雄先生の『ネオ・パラダイム・アスカ』愛読者も必読
★★★★★
これまで、飛鳥昭雄先生がムーブックスでリリースし続けている『ネオ・パラダイム・アスカ』シリーズの内、「月の謎とノアの大洪水」から「恐竜大絶滅の謎と木星ネメシス」を読み続けていた私にとっては大きなおさらいの一つとなるのがこの「恐竜と共に滅びた文明」です。
南米ペルーで発見、フジテレビの「超奇跡体験アンビリーバボー」でも紹介された、1万5千年前の未知なる超文明が残した『カブレラ・ストーン』。そこにはジェームズ・ガ―ニ―による、世界的な恐竜ファンタジー「ダイノトピア」を彷彿とさせる、恐竜と人間の共存が描かれていた。それだけでなく現代では最先端であるはずの医療技術が当時の超文明においては広く普及していたこと、さらには地球に迫りつつある巨大彗星「ヤハウェ」の接近にまで石に刻まれていた………。
エピローグにも書かれているように、『カブレラ・ストーン』に刻まれた地球史・文明史の「真実」は、私たち人間の築いた文明のあり方について現在でも警告を発し続けているような思いがしてなりません。
面白い本
★★★★☆
まず第一に、読み易く、非常に面白い本だという事は言えると思います。著者の研究姿勢も、他の方々が言われているように、非常に真面目だと言えます。
たしかに、線刻石に刻まれている通り、人間と恐竜が同時代に生きていたとすると、それはそれは大事件なのですが、天の邪鬼の私としては、若干の疑問も提起したいです。①恐竜の絵が掘られているのは確かだが、それは古代にさまざまな恐竜の骨格の化石が掘り起こされ、それを当時の人々が想像で肉付けして描いた、という可能性は皆無なのか? ②外科手術の絵とされているものは、ひょっとして、古代人が猟奇趣味や興味本位、あるいは神への供え物として臓器を摘出している可能性は無いか? 以上、まぜっかえすようですが、素朴な疑問です。もちろん、それはこの本の面白さを減ずるものでは絶対にありません。間違いなく面白く、そしてカブレラ石について、さまざまな謎が存在する事を、この本は教えてくれます。そして、恐竜から始まり、更に太古に於ける地球海面の大上昇についての仮説は、ずいぶんと考えさせられます。著者の行動力や熱意がいっぱいに詰まった良著であると思います。買って損はありません。
面白かった
★★★★★
「Ica 模様石に秘められた謎」〔文芸春秋〕という書籍がなかなか手に
入らず、模様石〔カブレラストーン〕に関する他の書籍を探し回っていた
時に、この書籍にめぐりあいました。文章は非常に読みやすく、図も非常
に見やすくて、大変わかりやすい書籍だと思います。あっという間に読み
終えてしまいました。この書籍に書かれている事が全て真実であるかどう
かは解りませんが、可能性は充分にあると思います。現在、広く通ってい
る説が必ずしも正しいわけではないと、改めて気づかされました。まだ解
明されていない未知なる部分に改めて疑問を持ち、想いをはせるのに良い
書籍だと思います。
大爆笑!いや、中爆笑くらいか?
★★★★★
著者は本気で新発見のつもりでいるらしいが、著者の理論も大崩壊している。突っ込みどころ満載なので、気がつく人なら大爆笑できるはず。これを読んで、「なるほど」とか思っている人が多いと思うとちょっと怖くなる。
ただし、それほど斬新なネタでもないので、この手の爆笑本に読み慣れている人がわざわざ買うほどでもない。
至上最高のカルチャーショックをお約束します
★★★★★
たまらなく面白い!8年ほど前に流行ったグラハム・ハンコックの「神々の指紋」もすばらしかったが、衝撃の大きさではそれを上回るほどだ。
恐竜と人類が共存していた証拠となる、恐竜が描かれた石、恐竜の形の土偶がメインテーマではあるが、そこから著者の鋭い推理で考古学に関する常識がことごとく覆されてゆく。さらには月が現在のように空洞になっている理由、地球の衛星になったメカニズムさえも解き明かしてしまう(この理論には高い納得性を感じた)。
もともと専門家でもない著者がこれだけ筋の通った理論を構築できたことに驚きを感じると共に尊敬の念さえ抱く。もっとも専門家でなかったからこそ、常識を破る理論を提唱できたとも言えるが。
いずれにしても、頭の中をいったん空っぽにした上で、ぜひ読んで欲しい本である。