Second Edition
価格: ¥1,670
数ある美徳のなかでも、セックス・ピストル解散後のジョン・ライドンのグループによるセカンド・アルバムは、ジャー・ウーブルのおかげで、今までで最も理性を奪うベースサウンドとなっている。彼のダビーな鼓動はライドンのドラッグで枯れた叫び声やキース・レヴィンの繊細なモード・ギターのラインをしのいでいる。ライドンの歌詞と歌い方は終わりのない恐怖を呼びさます。それは自分に何が起こっているのかほとんどわかっていない地獄にいる男の声だ。それに、ここに収められている歌はいくつかのフレーズを何度も繰り返した後、唐突に終わる。「こいつには無駄な思い出がたっぷりある」と彼はうなる。『Second Edition』はロックのコードやカタルシスを拒絶するだけではなく、それを必死で忘れようとする試みでもある。(Douglas Wolk, Amazon.com)