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What Should I Do with My Life?: The True Story of People Who Answered the Ultimate Question

価格: ¥681
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Ballantine Books
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   ポー・ブロンソンが仕事について論じた『What Should I Do with My Life?』は、先を読み進まずにはいられないおもしろさである。「自分の好きなこと、運命の仕事」を探し求める50人のプロフィールが読者をとらえてはなさないのは、ブロンソン自身が同じような問いかけを自分にしているからだ。彼は「自分のアイデンティティーと向かい合う人はだれよりも勇敢である」という彼の前提を、人類学者として、そして自伝作家として、追求し続ける。

   彼は自己決断が内包する微妙な問題に果敢に挑戦している。たとえば、金とやりがい、出所と運命、大衆向け番組と目新しさに対してのソウルフードといったパラドックスだ。ブロンソンのストーリーは、専門的職業に就いている人物を取材したもので、写真も添えられており、そのひとつひとつが宝石の輝きを放っている。ロサンゼルス在住の僧侶は元弁護士、ハーバードでMBAを取ったなまずの養殖者はバイオテクノロジー企業の重役に転身。コスタリカに革製品の工場を開いたのはシリコンバレーの不動産業者だ。

   ベストセラー、『The Nudist on the Late Shift』の著者でもあるブロンソンは、才能に恵まれた直感の鋭い書き手であり、彼の思慮深く、繊細な声は、本書の最大の強みであると同時に挑戦でもある。彼は、取材対象の生活について、彼らがいかにいらいらさせられ、困惑させられ、心配させられたかという視点を含めながら描いている。彼は自分の質問に横槍を入れられたといってはいらだち、そして一度など、忘れられないが適切なことには、ある有能な男性に彼の出版社のトップのポストを提供する。このことは、彼の描き出す人物像におもしろ味を加えると同時に、ブロンソン自身を、本書の中のもっとも忘れがたい登場人物にしているのだが、彼の話だけ決着が付いていない。たとえそうであっても、このひとびとのキャリアをめぐる年代記は、ここで検証された人々の人生と同じくらい価値の高いものであるといえよう。(Barbara Mackoff, Amazon.com)