エンジェル・オブ・レトリビューション(リミテッド・エディション)
価格: ¥5,040
このジューダス・プリーストの30分に及ぶ復活ドキュメンタリーDVD付きアルバムは、オリジナルとしては15年ぶりのリリースとなる。スローなギターのクレッシェンドから、冒頭の叫びへと突入、この再結成され、甦ったプリーストの新しい曲はひとつの事をはっきりと知らしめている。バンドが戻ってきて、ハードロックの巨人として再び君臨する準備は整っていると。曲、製作、パフォーマンス、すべてが『British Steel』、『Screaming For Vengeance』(邦題『復讐の叫び』)と言ったクラシックに匹敵する出来だ。そしてこのアルバムは、オープニングの唸るような「Judas Is Rising」からさらにダイレクトにリリカルな呪い(“悪魔”としての『Painkiller』、“天使”としての『Sad Wings of Destiny』(邦題『運命の翼』))までプリーストの過去を物語ってもいる。だが、新しい実験もある。よりスローで、よりダーク、そしてハルフォードが『Crucible』を過小評価している明らかな部分も見え隠れし、リスナーにこのバンドは過去の栄冠に浸るつもりはないと伝えている。そこがはっきりとわかるのは、10分間に及ぶ最後の曲「Lock Ness」だ。壮大な曲で、オーペスの傑作『Deliverance』に引けを取らない。聞き逃すな。メタル・ゴッドは確かに戻ってきた。(Robert Arambel, Amazon.com)