全部がフルーツの味
★★★★★
オシャレでセンスよく、甘くせつない、そしてちょっとほろ苦い…
そんな作品を描かせたらピカイチ!の花田祐美サンだと思います。
さらにこの「恋する果実」シリーズは、サブタイトル(フルーツの名前)が表すとおり、
甘酸っぱさも加わって無敵です。
わたし的には雪穂×松田クンよりは、菜摘×葵クンのカップルのが好きです。
9歳も年下の葵クンに惹かれながらも、年上女としてのプライドを精いっぱい保とうとしてる
菜摘さんが可愛くて共感できますよ。
この作品は、もうちょっと続くみたいなので楽しみです。
ちなみに、松田クンと葵クンはいとこ同士で九州出身。
作中使われてる方言は、大袈裟なとこもあるけど、かなりリアルだと思います。
『女の子なんだから』って言われるの、やっぱりうれしい!
★★★★★
今回は3編です。
しかも3編全部、登場人物が重なっているので面白いです。
1〜3全て「年下」の『九州男児』が登場します。
以前、九州男児が登場したお話がありましたが、
その時の印象がとても良かったので今回はうれしかったです。
積極的で強気な主人公の『妄想』が笑えました。
(他人ごととは思えないです(笑)
「公園のベンチに男女で座るシーン」がありましたが、
私が好きな構図ではなくちょっと残念でした。。
そうそう、イケメンのいるお店って女の子にとっては『ひそかな癒し』
ですよね〜。これ、とっても「大事」です!
決してその相手には、それを告げないけれど、
お店に行くや否やチェックして「あっ、今日もいたっ!ウフッ。。」って思いますもん。