ただ、惜しむらくは、記述の仕方があまり学術的ではないことだ。本書は対話形式で書かれており、ドクタ-、大学教授、坊や、父などの登場
人物が出てくる。発言内容からして大学教授が筆者と思われるが、その辺をもっとはっきりさせるべきだ。坊やの写真なんかが出てくるが、必要はないだろう。
読み進んでいるうちにフィクションなのかノンフィクションなのか判然としないので若干不満が残った。ただ内容はとてもおもしろいと思う。