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内科学[合本]

価格: ¥3,725
カテゴリ: 大型本
ブランド: 朝倉書店
Amazon.co.jpで確認
若干のすれ、汚れはありますが、比較的きれいだと思います。折込、書き込みは見あたらないです。ケースに少し汚れがあります2008年5月第9版第2刷発行です。
定番と言えば定番ですが。 ★★★☆☆
現在、日本で売っている、日本語の内科学定番教科書といえば「朝倉」で間違いないでしょう。

実際詳しく書いてあるし、相当のエネルギーと人材をつぎ込んで良くできていると思います。


ただ、「教科書」というよりは「辞書」と言ったほうがいいような気がします。
一種の「広辞苑」ですね。
一つのことについて、やや詳しく調べたいときに使える本で、図書館とか医局とかに一冊あれば事足ります。
自宅に置いといても大多数の人には役に立たないでしょう。


その理由は、(もちろん内科のベテランの皆様におかれてはご存知だと思いますが)


なんせ、分厚すぎて、しかも使い勝手が悪い。分冊版もたいして変わりなし。
こんなもんで勉強した日には早晩うんざりすること間違いなしです。
医療現場では無用の長物です。

試験(国試でも認定医でも)に使うなら、試験用の教科書を買うべきだろうし
外来や当直で使うなら、それ用のマニュアルのほうがよっぽど実用的です。
最新の医療を学ぶには改訂のタイムラグ上、どうしても専門雑誌には負けます。
引用文献として使うのも気が引けるようなものです。(使う人はいないと思いますが・・)

というわけで、少し詳しく調べたいとき、かつ椅子に座って調べる時間的余裕のあるときに読む本と言っていいんじゃないでしょうか。
もちろんそのニーズはあるでしょうから、これからも版は重ねられ続けると思います・・・。


おまけをつけるならば、臨床的にあまり有用でない理由の一つには、非常に多岐にわたった疾患が大量に載っていますが、「頻度順」ではないことがあります。
一生に一度も診るか診ないか分からないような疾患が羅列してあっても現場では使えません。
これは今の「専門性」を重視する医学教育の問題をそのままあらわしていると思います。
珍しい疾患をたくさん知っていることより、良くある普通の疾患を最新の医療知識・技術で解決することのほうがよほど患者さんや社会にとって重要なことだと思います。
そういう意味では、明治以降日本にいまだ続いている東大的「医学」の亡霊を引きずっているとも言えるかもしれません。
日本の内科学の教科書では、最高水準 ★★★★★
以前の日本の内科学の教科書は、ハリソンやセシルに似た記述が多かったが、今回の改訂版は、図、表、写真も増え、非常に読みやすく、かつ理解しやすくなっている。まさに、現段階では、日本最高の内科学書と言えると考える。その理由は、1)網羅性、2)記述の正確性、3)記述の簡潔性。に挙げられる。読んでいて、なるほどと知識が自分に染み込んで行くのが実感できる名著である。次の版(おそらく4年後であろうが)、にも同じ態度で改訂を臨んでほしい。
完璧な本とは思えない ★☆☆☆☆
以前に買って読んでいたが、今回第9版を買って読んでみたが、慢性胆嚢炎の項目が無い、索引、目次にも無いのだ。少し残念だった。慢性胆嚢炎は稀な病気ではないと思うのですが如何でしょうか?慢性胆嚢炎はどういう原因で起こり、治療法はどうするのか?診断の方法とか記載しておいて欲しかった。結局、納得できる教科書は日本には未だ存在しないのではないでしょうか?イヤーノートには少し載っていますので、朝倉の内科学書もイヤーノートに載っている疾患くらいは最低限記載しておいて欲しかった。
安心して推薦します ★★★★★
内科専門指導医として、この第9版は安心して薦めることができる良書です。ここ数年の内科の進歩は実に多大なものがあり、2003年の第8版と比較しても、細部まで新たな情報の追加と改訂が丁寧になされています。国家試験の内容はほぼ完全に網羅できていますが、学生のみならず、むしろ研修医あるいは3年目以降の若手医師にも使用してほしいと思います。全体のバランスもよく、必要な情報や知識を適度な詳しさで整理できる信頼性の高い教科書です。もちろん個々の病態、治療は雑誌や文献などで、深く調べる必要はありますし、感染症などは教科書としてはもう少し深い記載が望ましいですが、現在の日本の内科学としてはこの教科書がひとつの標準と考えてよいです。(ハリソン、セシルなどはむしろこの補完として垣間見るとよいでしょう)
携行性を重視するなら ★★★★★
 この教科書の良さについては1冊版でレビューしましたのでそちらをご参照頂けると幸いです。最高水準の教科書です。
 この分冊版は従来のように5分冊になっています。ただし、各分冊ごとに目次と索引とが完備していますので、分冊だけで用は足ります。これは重要なことで、各分冊に索引がないとエライ不便ですから、分冊ごとに完結して利用できるのは有難いことです。学生さんが携行するにはこちらが便利でしょう。