これを読んで1週間経つが、未だに禁煙に踏み切れないでいる。
しかし、初めて「これなら禁煙してみたい」とポジティブに思えるようになった。
禁断症状とか体重増加とか禁煙の「副作用」さえポジティブに捉えられるとまで言っては言いすぎだろうか。しかし、少なくとも禁煙によって得られる新たな自分のベネフィットに較べればそれら「副作用」は相対的に小さなものに思える筈だ。
これまで数え切れないほど禁煙を試みた(マーク・トウェインのように)方々必読の書である。
シンプルで淡々とした文章なので、実に読みやすく、素直に自分の考えたこと、感じたことを書いているのでなんの抵抗もなく受け入れられます。
エッセイを読む感覚で読んでいたのに、読み終わった頃には「ああ、禁煙って楽しそう」と呟いてしまった。
これは禁煙の仕方を書いた本でもないし、禁煙を勧める本でもない。ましてや喫煙が健康に与える影響を書いた本でもない。
著者が禁煙したときに(おそらく悶々と)頭の中で考えていた事を綴っただけの本です。
だけど、禁煙できそうな気がしてくる本です。
まだしないけど(笑)