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1985年 (新潮新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
カタログとしてはあり ★★★☆☆
1985年の日本、宰相はどのような政策をふるい、経済はどの
ような成長をとげ、海外では何が起こり、科学の分野では何
が発明され、消費者は何をおもしろがり、テレビは時代の何
を反映し、どのような出来事が起きたかについて書いている
本。筆者はこの年、25歳であのニフティを立ち上げた日商岩
井の社員としてバリバリ働いていたため、自分の時代として
1985年を振り返っている。

ずばり私は1985年生まれである。
しかし私が物心ついたときにはすでに85年は「敬白」と形容
され、「恥ずべき過去」という意味付けがなされていた。一
時代を一本の歴史のある層として考えるとき、このように一
面的な意味付けはわかりやすくなるという反面、その時代が、
その時代人にいかに生きられたのか、本当ななんだったのか
ということを見えにくくする。とくに85年の未来からの与え
られたキャラは強烈であり、一体どのような時代だったのか
私はいまだ完全には把握できていない。この時代を読むこと
はまさに自分の「出生の秘密」を知ることだといっても過言
ではないのだ。
しかし内容は表層的なものと言わざるを得ない。バブルの真
っただ中を生きた作者の本としては少し物足りない。
またどうしても以前読んだ『バブル文化論』と比較してしま
う。新書である本書と、あの本を比較するのははっきり言っ
てフェアではないが、一応比較しておくと「情報量:分析の
精密さ:作者の当事者としての見解」で、『バブル文化論』
を「10:10:10」という基準値におくと、本書は「6
:6:4」ほどだと言わざるを得ない。
しかし、端的に本書が『バブル文化論』に劣っているという
べきではないだろう。
はっきりいってあの本は、膨大な情報量には驚嘆するが、
「あの時代」を知らない読者にとってははっきり言って最後
までテンションを維持して読むのは難しい。
非バブル人で、「バブルってどんな時代だったの?」という
モチベーションの人はこちらで十分だろう。
1985年の出来事について書かれているだけという印象です ★★☆☆☆
「1985年」というタイトルを見て、この時代をどのように論じているのか興味を持って買いました。
読んでみると、その時代にあった出来事を並べているだけという印象しか残りませんでした。
確かに、懐かしい感じはしましたが、歴史的考察はほとんどないという感じです。
その時代を評価するのはまだ難しいのかな、と思いました。
楽しめました ★★★★★
プラザ合意,阪神優勝,ゴルバチョフ登場などなど,政治・経済などいろんな面で,1985年はターニングポイントだったのか?

時代の移り変わり,今だから実感できる当時の出来事の意義など,ノスタルジックな思いとともに,社会のトレンドを振り返ることができる好著である。
私はある程度楽しみながら読みましたが、万人に薦められる書ではないこともまた確か ★★★☆☆
 著者は1960年生まれのエコノミスト。20年前の1985年の世相を、政治や経済、消費文化の側面から切り取って見せた一冊です。

 当時の著者は社会人2年目。私も22歳で就職活動中の頃です。あの若き日々を懐かしく振り返る書といえます。中曽根政権下のプラザ合意、科学技術の進歩を信じたつくば博、食うために生きることが許されるようなグルメブームなどなど、自らが体験したあの頃を、まるで古いアルバムを本棚の奥から引っ張り出してきて紐解くように、心くすぐられる思いと共に読みました。

 つまりこの書は全くもって懐古趣味に彩られた書であり、何か新しい発見に出逢えるような本ではありませんでした。「1985年が現代史の中でどういう意味を持っていたか、あるいは日本はそこでどうすべきであったかといった議論には、筆者はあまり関心がない」(4頁)と臆面もなく記すように、著者自身はこの年を「掛け値なしに面白い年」だから選んだに過ぎません。

 確かにプラザ合意はバブルの膨張とその破裂の端緒となったともいえる出来事であるといえますが、その事実は大抵の社会人には常識の範囲であり、本書の記述も目新しいものはありません。

 あるひとつの年が日本の分水嶺たりえたということを興味深い形で示した書に「1940年体制」(野口 悠紀雄 著/東洋経済新報社)がありますが、あの類いを期待すると肩透かしを食うでしょう。

 それでも私は、本書「1985年」をやはり楽しく読んだというのが正直なところです。長い学校生活を経て、いよいよ社会へと足を踏み出す直前のあの頃を振り返り、未熟で不安と焦燥を抱えながらも、将来に何か根拠のない自信と希望をもっていた自分を慕わしく思い返す体験は、やはり悪くはないものでしたから。

期待はずれ ★☆☆☆☆
2005年と1985年との類似点を比較し、2006年以降の政治・経済に
関して論評するのかと思っていたが、単に、1985年の出来事を
羅列しているに過ぎなかった。
1985年の出来事をreviewするのには良いかもしれないが、今後
の世相を占うという観点では、全く期待はずれ。