本書は、素材としての木に関するエッセイである。帯には「深い知恵」とか「恐るべき技術」とか、おどろおどろしいコピーが踊るが、内容はごく軽い読み物であり、どちらかといえば、もの足りない感じだ。
著者の早川氏の本はこれで4冊めということなので、ネタ切れなのかも知れない。本職の家具作りについての著作もあるようなので、前作にも目を通してみたいと思う。