地図に見る日本―倭国・ジパング・大日本

価格：￥2,730

カテゴリ：単行本

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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円！】著者／訳者名：海野一隆／著出版社名：大修館書店発行年月：1999年05月関連キーワード：チズ　ニ　ミル　ニホン　ワコク　ジパング　ダイニホンちず　に　みる　にほん　わこく　じぱんぐ　だいにほん、タイシユウカン　シヨテン　タイシユウカンシヨテン　４３０５たいしゆうかん　しよてん　たいしゆうかんしよてん　４３０５、タイシユウカン　シヨテン　タイシユウカンシヨテン　４３０５たいしゆうかん　しよてん　たいしゆうかんしよてん　４３０５古今東西の地図に描かれた日本のすがた、決定版・日本地図の歴史。１　倭国-近隣諸邦での日本地理像（日本が描かれる世界最古の地図南へ移動させられた日本　ほか）２　ジパング-西洋人の日本地理像（西洋の地図に現れた最初の日本南北に長いジパング　ほか）３　大日本-日本人の国土像（なぜ部外者に見せてはいけないのか道筋だけの日本図　ほか）４　蝦夷地-地理情報をめぐる東西の鍔ぜり合い（蝦夷地は島？大陸の一部

珍しい日本を描いた世界の古地図 ★★★★★

日本が世界からどのように見られていたかを当時の地図を使用しながら検証していったユニークで貴重な書籍でした。

見開き2頁で1つの地図についてまとめられています。右には当時の地図、左には解説があり、倭国・ジパング・大日本という大きな括りでそれぞれの時代に作成された地図（世界地図の部分）を載せていますので、今の地図とは相当異なっていますが、それがまた当時の世界における日本観を如実に表わしています。

中には、『混一彊理図歴代国都之図』のように逆立ちしている日本が描かれています。また『海東諸国紀』では、九州が四角に描かれていますし、『日本国考略』では陸奥の先端が南を向いています。今から見ると噴飯ものですが、そのような理解のされ方をしていたのだと分かると返って興味がそそられます。

一方大航海時代のジパングでも、まだまだキテレツな姿を留めています。日本地図の原型は行基図で、それを基本にして多くの日本図が描かれました。大黒屋光太夫の書いた日本図からは望郷の念が感じられるようです。地図はそれを眺める人の人生観まで表わしているかのようです。
蝦夷地と呼ばれた北海道も奇妙な形状をしており、その意味において間宮林蔵が間宮海峡を渡り発見したのは素晴らしい功績でした。

なお、筆者は大阪大学名誉教授の海野一隆氏で東洋地理学史が専門の研究者です。啓蒙書ですが、専門書としての体裁も整えられており、巻末に地図複製文献案内、掲載図版一覧、LIST OF ILLUSTRATIONS、事項索引（含地図・文献）、地名索引、人名索引が所収されています。

日本が描かれた世界最初の地図。 ★★★★★

「歴代地理指掌図」所蔵　宋・税安礼　１１００年頃の成立、１１３５年頃の改訂版
が載ってます。この地図のために買っても損はしませんよ。

古地図はユニーク、解説も平易 ★★★★☆