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江戸時代を“探検”する (新潮文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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江戸時代が身近に。興味深い内容。 ★★★★★
 「第1章 武士とサラリーマン」「第2章 江戸時代と現代」「第3章 江戸時代探検の楽しみ方」の3章から成る。

第1章は、「忠臣蔵とかぶき者」「参勤交代と江戸の生活」「江戸留守居役の暮らし」「幕府にみる出世の仕組み」のように、武士の置かれた立場や生活がとりあげられている。
第2章は、「武士たちのリストラ体験」「島原の乱とハルマゲドン」「宝永四年大阪大地震の教訓」「朝鮮通信使随員殺害事件の真実」と、特定の事件等をとりあげている。
第3章は、まず「大岡越前の裁判」として、大岡裁きの現実とテレビ等のギャップを記述。さらに、「徳川将軍家・大名家関係史料の調べ方」「くずし字史料の読み方」では、江戸期の史料にアプローチする手引きを記述している。

 それぞれ、研究者として原典史料にあたった結果書かれている記事であり、既成イメージが変わり、江戸時代が身近に感じられる。
 なかなか興味深い本であり、歴史が好きな人(ドラマ仕立ての歴史ではなく、現実の歴史や当時の世相を知りたい人)はぜひ読むといいと思います。
現代との比較が面白い ★★★★★
その時代の出来事を理解するためには、宗教、思想、生活習慣、世論、環境などの背景を理解しなくてはならない。これは歴史を学ぶときに良くいわれること。
この本では、「武士たちのリストラ体験」「島原の乱と『ハルマゲドン』」といった小見だしからもわかるように、江戸時代の武士の生き方と現代人をおもしろく比較・紹介している(あとがきにも同様の記載あり)。
その上、資料に基づいて「大岡越前の裁判」が実際はテレビとかけ離れていたこと、さらには資料の価値、くずし字(博物館に展示されている古文書がこの字体でかかれているから読みにくい)の読み方まで示されていて、とても面白く読めた。