いい本ですよ。
★★★★☆
読んでいてほとんど当てはまることばかりで…。
以前は加藤タイゾウ先生の本の信者でしたが、あれはあまりよくないですね。やはり現実にはPTSDを扱った本が実用的だと思います。
-----本を読んだだけで直ると思わないほうがいい。
この本だけが悪いのではなくメンタルヘルス系の本はすべて大きな欠点がある。
 過去に向き合って押さえ込まれた感情を開放するのは正しいと思う、しかしそれだけでは改善しない。
 
 高所恐怖症の改善方法がNHKためして合点のHPに乗っているが、高いところにあがってなれるのだそうだ。
ということは、高所恐怖も幼少の落下事故や落下恐怖でトラウマになっているわけだから、対人トラウマと仕組みは同じなはず。
であれば、過去をいくら探っても高所恐怖症は解決しないように、対人恐怖なども結局他人とかかわらないと直らないのではないか。
 
症状を理解するに値する本
★★☆☆☆
トラウマを乗り越えたいと思い購入したのですが分析する事柄は書いてあったり、どうして自分がそういう思考に至ってしまうかとかは書いてあります。
私が望んだトラウマを乗り越える事柄については明確に書かれていないので残念に思いました。
ただ、トラウマを周りの人に理解してもらいたい方やトラウマに遭遇してしまった最近の人には向いているかもしれません。
 
出会えてよかった1冊。
★★★★★
10数年の間、自分の中にありながら理解できなかった「何故?」を紐解き、 
見つめなおすきっかけをくれた本。 
今までの自分、出来事が持つ自分なりの意味を振り返り、 
見つめなおすためのガイドとなった貴重な一冊です。 
時間をかけて読む本だと思います。 
本を読み、自分自身と向き合い、反芻することで 
今までもやもやしていたものが 
はっきりとした形になって見えてくる。 
最初の一歩は自己理解からだと思います。 
購入してからずいぶん時間が経ちましたが、 
まだ自己理解の域を出ることが出来ず、 
分析して乗り越えるところまで読み進められていません。 
それだけエネルギーが必要とされるのかもしれません。 
しかし、あくまで無理のない範囲で自分自身や事実と向きあい、 
自分なりの意味づけをして行くことは、 
今まで「そういうこともあった」と位置づけられなかったものの 
自分の中での置き場所を見つけるためには 
決して避けて通れないプロセスなのだと思います。 
この本は、その助けになる一冊だと思います。 
書店で偶然目に留まったのがきっかけですが、 
出会えて本当に良かったと思う本でした。 
 
PTSDを経験した人も、治療者も読んで欲しい本
★★★★★
 この本の中の具体的な事柄一つ一つが、なんと自分の状況を支えてくれるのだろうと思える、そういう内容である。なぜなら、トラウマはその急性期を過ぎても、人の人生に影響を与え続ける。ある意味、通奏低音のように、心の奥に静かに鳴り響く脅威や不安であり続けるからだ。
 しかし、人はその音を雑音として無視することもできるし、耳を傾けることもできる。ある時は脅迫的にその音に脅かされ続けながら、苛立ちの極地に達する余り、疲弊することがあっても、必ず、自分と人の声と、その通奏低音を聞き分けられる時がくる。ずっと永久に混同して聞き続けることは無い。(もし、そうであれば、それは本人がそのようなあり方を無意識のうちに望んでいるのかもしれない)
 だから、「乗り越えるため」という副題に惹かれる人は、「悲劇に引き裂かれた自分」を客観視して捉えようという努力ができる人間なのだ。そういう人を支える具体的な事柄の一つ一つが、単なる研究者の理論や観察で終わるのではなくて、具体例・方法論として詳しく書いてある、これほど読みやすく易しい本を私は知らない。
 
核心を付いていると思った
★★★★★
自分がトラウマに長いこと悩まされ、
ちょっと高いとは思ったけれど立ち読みしてこれは買うべきだと思い
買ってみたらかなりいい本だと思った。
PTSDの人にはかなりおすすめしたい。
読みながら何度も泣きそうになったが、
これから立ち向かおうという気持ちが少しでもあるなら
読んだほうが絶対にいいと思う。
トラウマの後遺症についてのチェックもあり、
値段に見合った充実ぶりであった。